Nの最上位クラス(スカラー)とSってどちらがいいんでしょう?
2014-12-10
NのTop of Mという最上位クラスへのお誘いを受けましたが、Sとどちらがいいでしょう?
ある保護者の方から相談を受けました。
結論から言えば、どちらでもいいんです。
どっちに進んだからといって、中学受験の合格が保障されているわけではありません。
結局は、これからどう勉強していくかです。
塾は、あくまでも受験のための一つの道具にしかすぎません。
どの塾に行っても、使い方次第で結果は変わってきます。
Sはよくテキストの魅力が語られますが、
大手の塾であれば、どの塾のテキストでも取り上げられている問題はほとんど同じです。
単元の並べ方については、教える側からすれば、完全に満足なものはありません。
例えば、「この単元のこの問題については、この解法も教えたい」と思うこともありますが、
その解法についての知識は後から学習するのでここでは教えられないということもあります。
(そうは言っても、結局、工夫して教えてしまったりすることもあるんですけどね…。)
解説については差があることは結構有名ですよね。
別のある保護者の方は、解説が充実していないSのテキストは、
自分が教えられない以上、自分にはストレスになってダメだっておっしゃいます。
ただ、学年が進むと、全部を親御さんが教えるということはなくなっていくはずなので、
それは大きな決定力にはならないとは思います。
分からない問題に関しては、どうフォローできるかが問題になるだけです。
解説の解法については塾ごとに差があります。
例えば、速さの問題については、
Nはダイヤグラム(進行グラフ)が、Sは状況図が中心ですが、どちらかに偏るのはよくありません。
問題毎に解きやすい方法は違います。
実際の授業では先生の裁量が大きくなるので、解法のストックの多いにあたれば問題はありません。
(ただし、最上位クラス担当の先生だからといって
解法のストックの多い先生であるとは限りませんけどね…。)
それに関連して、今回ご相談の件は、
4年生から6年生まで講師が変わらず同じ講師が担当するらしいので、これは魅力ですね。
通常、成績上位のお子さんの場合、色々な講師から習うことによって、
一人の講師に習うより色々な解法を知ることができて良いと言われますが、
知識も技術も最高レベルの講師が全体を見通したうえで3年間面倒を見てくれるのだとしたらこれは魅力です。
(ただし、あくまでも知識、技術ともに最高レベルの講師が担当するという前提ですが…。)
大きな違いはクラスの数です。
SはNに比べてクラス数が多く、お子さんのモチベーションを上げるのに便利ですが、
Nはクラス数が少ないので、つい気が緩みがちです。
いくら親御さんが、教室内の順位ではなく、全体の中での順位、偏差値を意識するように言っても、
お子さんは目に見える教室内の順位のみに目が行きがちです。
さらにスカラーというのはものすごい魅力です。
4年生から6年生までの3年間の塾代というのは、中学3年分の学費と同じだと言われていますからね。
これは大きなポイントかもしれません。
(ただし、テストも含めて全額無料かどうかは知りませんが…。)
結局は、お子さん本人と保護者の方がその塾に行き、
授業を受けたり、話をしたりして、ピンとくるかどうかです。
直感を信じてください。
5年生以降の転塾は色々な意味でストレスになりますが、ご相談の件は、新4年生です。
ピンときた方に入塾してみて、
ダメなら5年生になるまでに転塾すればいいくらいの気楽な気持ちで入塾すればいいでしょう。
大事なことは、ちょっとしたことでも迷いが生じたときに相談できる相手を何人か確保しておくことです。
物事を多角的にとらえられる経験者や、プロフェッショナルの意見は参考になります。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。
感謝いたします。
皆さんにすべての良きことが雪崩のごとく起こりますように(祈)。

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ある保護者の方から相談を受けました。
結論から言えば、どちらでもいいんです。
どっちに進んだからといって、中学受験の合格が保障されているわけではありません。
結局は、これからどう勉強していくかです。
塾は、あくまでも受験のための一つの道具にしかすぎません。
どの塾に行っても、使い方次第で結果は変わってきます。
Sはよくテキストの魅力が語られますが、
大手の塾であれば、どの塾のテキストでも取り上げられている問題はほとんど同じです。
単元の並べ方については、教える側からすれば、完全に満足なものはありません。
例えば、「この単元のこの問題については、この解法も教えたい」と思うこともありますが、
その解法についての知識は後から学習するのでここでは教えられないということもあります。
(そうは言っても、結局、工夫して教えてしまったりすることもあるんですけどね…。)
解説については差があることは結構有名ですよね。
別のある保護者の方は、解説が充実していないSのテキストは、
自分が教えられない以上、自分にはストレスになってダメだっておっしゃいます。
ただ、学年が進むと、全部を親御さんが教えるということはなくなっていくはずなので、
それは大きな決定力にはならないとは思います。
分からない問題に関しては、どうフォローできるかが問題になるだけです。
解説の解法については塾ごとに差があります。
例えば、速さの問題については、
Nはダイヤグラム(進行グラフ)が、Sは状況図が中心ですが、どちらかに偏るのはよくありません。
問題毎に解きやすい方法は違います。
実際の授業では先生の裁量が大きくなるので、解法のストックの多いにあたれば問題はありません。
(ただし、最上位クラス担当の先生だからといって
解法のストックの多い先生であるとは限りませんけどね…。)
それに関連して、今回ご相談の件は、
4年生から6年生まで講師が変わらず同じ講師が担当するらしいので、これは魅力ですね。
通常、成績上位のお子さんの場合、色々な講師から習うことによって、
一人の講師に習うより色々な解法を知ることができて良いと言われますが、
知識も技術も最高レベルの講師が全体を見通したうえで3年間面倒を見てくれるのだとしたらこれは魅力です。
(ただし、あくまでも知識、技術ともに最高レベルの講師が担当するという前提ですが…。)
大きな違いはクラスの数です。
SはNに比べてクラス数が多く、お子さんのモチベーションを上げるのに便利ですが、
Nはクラス数が少ないので、つい気が緩みがちです。
いくら親御さんが、教室内の順位ではなく、全体の中での順位、偏差値を意識するように言っても、
お子さんは目に見える教室内の順位のみに目が行きがちです。
さらにスカラーというのはものすごい魅力です。
4年生から6年生までの3年間の塾代というのは、中学3年分の学費と同じだと言われていますからね。
これは大きなポイントかもしれません。
(ただし、テストも含めて全額無料かどうかは知りませんが…。)
結局は、お子さん本人と保護者の方がその塾に行き、
授業を受けたり、話をしたりして、ピンとくるかどうかです。
直感を信じてください。
5年生以降の転塾は色々な意味でストレスになりますが、ご相談の件は、新4年生です。
ピンときた方に入塾してみて、
ダメなら5年生になるまでに転塾すればいいくらいの気楽な気持ちで入塾すればいいでしょう。
大事なことは、ちょっとしたことでも迷いが生じたときに相談できる相手を何人か確保しておくことです。
物事を多角的にとらえられる経験者や、プロフェッショナルの意見は参考になります。
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感謝いたします。
皆さんにすべての良きことが雪崩のごとく起こりますように(祈)。

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