幸せな合格(中学受験)

幸せな合格研究所が幸せな合格を実現するためにお役に立つ情報をご提供します。たまには、脱線もありますが…。

カーネーション

NHKの朝ドラ「カーネーション」が終わっちゃいましたね。
前の「おひさま」も良かったけど、
「カーネーション」はさらに良かったですね!
学ぶところの多いドラマでした。

やっぱり“感謝して顔晴る”ですね。

「感謝」は「素直」と通じていますから大切ですよ。

そして、晴れやかな顔で努力しなきゃダメです。
歯を食いしばっても良いんだけど、
苦しいのはダメです。
苦しいのはどこか間違ってます。
正当な努力は楽しいんです。
お子さんが、そして自分が苦しいときは、
その努力が正当かどうかチェックしましょう。

100マス計算

以前、100マス計算をお勧めしました。
ちょっと前(私が「ちょっと前」というと子どもたちは「ちょっとじゃないよ」というのですが、わたしにとっては「ちょっと」です)に出たドリルです。
使い方は同書に書いてありますが、コピーをとって使います。
同じ問題を1週間程度継続してやらせましょう。
計算力がつくとともに、自信も付きます。
計算力に不安のあるお子さんにお勧めです。


子どもに必要なもの、必要なこと

算数が苦手なお子さん多いですよね。
苦手を解消するためには、苦手の原因を探る必要があります。

一番多いのは、絶対的な勉強量が不足していることです。
これはもう勉強するしか対策はありません。
一人で勉強できないのであれば、そのための指導者も必要となるでしょう。

でも、絶対的な勉強量は確保されているのに成績が芳しくないお子さんも多いですね。
この場合は、勉強の内容をチェックする必要があります。

理解中心の勉強をしていますか?
理解の伴わない記憶は応用が利きません。
応用が利かないどころか、場面設定が替わっただけでも対応できない子も多くいます。
もちろん、記憶に伴う理解も存在します。
しかし、原則は理解に伴う記憶です。
記憶に伴う理解を中心に据えると、通常、記憶が追い付かなくなります。
理解を優先しましょう。

厄介なのは、本人が無自覚のまま覚える勉強をしている場合です。
本人は覚えているつもりはなく、理解しているつもりですから、「自分はなぜできないんだ?」と悩みます。
お子さん自身が積極的に勉強に取り組まない場合(依頼心が強い場合)、これであることが多いです。
解けない場合、解説を読んでも理解できないので、先生や保護者に聞こうとします。(この場合、何が分からないのか尋ねると、「全体的に分からない」とか「何となく分からない」とか答えるので、すぐに分かります。)
でも、説明を聞いて理解しても(または、理解したつもりになっても)、悩んでいないから、何も引っかかりがなく、記憶に残りません。
後日、再びやろうとすることも多くはないのですが、やったとしても、記憶に残っていませんから、できません。
正解を求める気持ちが強いほど、無意識のうちに記憶することを志向してしまうのです。

これを解消するためには、お子さんの基本的な勉強に向かう態度を変える必要があります。

「どうして積極的に勉強に取り組まないのか?依頼心が強いのか?」を考えてみましょう。
それは、一人でできない(と思っている)からです。
解説を読んでも分からないから、そう思ってしまうわけです。
確かに不親切な解答、解説もあります。
しかし、ほとんどの場合、それは事実と異なります。
解説の読み方を知らないから、解説が読めないのです。
お子さんに解説の読み方を教えましょう。
解説を読んでも分からないというお子さんには、解説を分析的に読む方法を指導します。
ひとつひとつの式の意味を考えるにあたっては、ひとつひとつの数の意味を考えます。「その数は何を表しているのか?問題文に出て来た数か?それとも、解説の前の方で出て来た数か?」
数の意味が分かったら、その式の意味を考えます。
そして、その式の答えは何を表しているのか?を考えましょう。

もっとも、ここは抽象的な話をしても分かりにくいので、一度、(できれば専門家に)具体的に指導してもらうのが良いでしょう。
一度で実践できなければ二度、二度で実践できなければ三度、と指導してもらうべきです。

この指導に重点を置いている間は、一つ一つの問題の解法の指導が手薄になりますから、算数の成績が下がることもあります。
しかし、偏差値で言ったら、5ポイント位は誤差のうちです。
少し遠回りのようですが、これをやっておかないと、9月からの過去問演習がうまくいきません。
過去問演習が始まる前までに解答、解説の読み方をマスターしておくべきです。

また、トップレベルにあるお子さん以外はあまり多くの解法を与えない方が良いですね。
いくつかの解法を示して、ひとつずつその取捨選択を検討するのなら良いのですが、複数人から複数の解法を習うという学習方法は、一部のトップレベルのお子さんを除いて混乱したり、どれも確実には身に付かないということにもなりかねません。
「思考力が鍛えられて良い」という意見もありますが、それはお子さんが一人で取捨選択の検討を行っている場合です。
ただ聞いて理解するだけだとマイナスな面が多いと言わざるを得ません。
解説を自分で読めるようにすることとの関連で考えれば、要は「教える勉強から離れなさい!」って事です。

勿論、解説が一人で読めるようになったからといって、あとは全部お子さん一人に任せて良いわけではありません。
解説が一人で読めるようになっても、言うなれば、点の学習が可能になっただけで、面の学習はできません。
つまり、その問題は理解でき、その問題についての知識は得られても、関連問題、関連知識についての情報は得られないってことです。
ですから、一部トップレベルのお子さんを除いて、そばに寄りそう(教えるのではありません)適切な指導者が必要となるのです。




黄金週間短期集中指導

黄金週間の短期集中指導の募集をいたします。

講習の内容が身についていないお子さん、勉強の仕方、コツが分からないお子さん、
勉強の仕方を指導いたします。

一生懸命やってはいるが成績の上がらないお子さん、
やらなきゃいけないのは分かっているのに何から手をつけたら良いのか分からないお子さん、
親が教えようとすると必ずケンカになるお子さんをお持ちの保護者のみなさん、
試しに短期の家庭教師をつけてみませんか?

なお、短期集中指導の場合、体験授業はお引き受けいたしかねますのでご了承ください。

春期講習の内容は身になっていますか?

どの塾も春期講習が始まっていると思います。
前に、春期講習中の過ごし方について書きましたが、
お子さんの学習は順調でしょうか?

休憩時間のある塾、ない塾など色々だと思いますが、
休憩時間がある場合、お子さんはその時間を有効に活用していますか?
授業でやり残した問題に取り組んだり、前の授業の復習をしたり、やることは山ほどあります。

保護者の方は、お子さんが戻ってきたら、
その日にお子さんが塾でやってきたことを確認してあげてください。
授業の内容はきちんと理解できているでしょうか?
ただ、塾に通うだけになっていませんか?
授業がちゃんと身になっているかどうかを確認するのは親の仕事です。

質問の仕方

春期中は担当していない5年生の子が春期テキストの質問に来てくれました。
ちゃんと解答、解説をもって、
「ここの式までは分かるんですけど、この式から分からないんです。」
って質問してくれました。

私 「この数は何かな?」
生徒「これはここに書いてある数です。」
私 「じゃあ、この部分は?」
生徒「この数は多分これだと思うんですけど、この足し算の部分が分からないんです。」

すごく具体的に疑問を説明してくれます。
どうやら、解説にある図の読み方を間違えているようです。

私 「ねえねえ、この図のここに線があるじゃない?この線は~を意味してるわけよ。」
生徒「えーっ!そうなの?じゃあ、この足し算はこういうことで、この引き算はこういうことなんだ。
   なーんだ、分かった、分かった。ありがとうございます。」

こういう質問の仕方ができる子は、きっと伸びます。

お宅のお子さんはいかがですか?

視点は?

「5で割ると2余り、6で割ると2余り、8で割ると4余る最小の数は?」
と聞かれたら、どう処理しますか?

多くのお子さんは、余りの2が等しいことに着目して、
5と6の公倍数+2、即ち、30の倍数+2と考え、順に書き出します。
2に30ずつ加えていけば良いので、
2、32、62、92、…
と92まで書き出し、それが8で割ると4余る数であることから92と答えます。

それで良いのですが、私は、次のように考えます。

6で割ると2余る数は、6の倍数+2。そして、これは次の6の倍数-4。
8で割ると4余る数は、8の倍数+4。そして、これは次の8の倍数-4。
したがって、求める数は6と8の公倍数-4、即ち、24の倍数-4である。
24-4=20から順に、24ずつ加えていけば良く、
20、44、68、92、…
と92まで書き出し、それが5で割ると2余る数であることから92と答えます。

どちらも同じように見えますが、
前者は、いちいち8で割って余りを計算しなければならないのに対し、
後者は、一の位が2であると分かりますから、92と書いたときに直ぐにそれが答えと分かります。
どちらで解くかは、解答者の趣味ですが、自分が楽だと思う方で解くのが良いのでしょう。
ただ、複数の解法を考えることは、一つの問題を複数の視点から捉える訓練になるので、
思考力を鍛えるのに効果があると思います。


もし、例えば「小さい方から5番目は?」と聞かれたら、
92に5、6、8の最小公倍数である120を5-1=4回加えれば良く、
92+120×4=572となりますね。

本気でやる気ある?

ある日の授業中のこと。
「この2題、10分で解いてみよう!」
「あと5分だよ!」
「分かる方からやろうね!1問でじっと考え込まないこと!」
なんて、問題を解かせていたら、やっぱりいました。
爪をいじっている子、シャープペンシルをいじってる子、お絵描きを始める子などなど。
いくら最下位クラスだからって…。
もう6年生ですよ。
10分くらいがんばれないのかな?
どうしてすぐあきらめちゃうんだろう?
本気でやる気あるのかな?
ないんだろうな…。

でも、ちょっと授業の進め方を変えてみたら、最後は少し真剣になってくれました。
(脅したりしてませんよ!)
本当は、自らの意思でやる気モードになってくれると、
もっと効果が上がるんだろうけど、
今は、こちらの誘導でやる気モードになってくれるだけでも良しとしましょう!

子どもたちが1日も早く本気モードになってくれますように…(祈)

5月号出ましたね!

中学への算数5月号出ましたね。
難関校志望で算数の力を伸ばしたい子にはやらせましょう!
(基礎力に不安があり塾のテキストも満足に終わらない子は、塾のテキストが優先ですよ。)


先生、どうしたら勉強するようになりますか?

先日、ある保護者と話しました。

その子は、算数が好きで、私のことも気に入ってくれていて、ほめたときはとても喜んでくれるそうです。
そこで、保護者の方が、勉強するように促すと、やるにはやるんだけど、すぐ終わっちゃう。
親は共働きで、夜まで家に帰らないから、親がいないときは勉強しないで下の子と遊んじゃう。
どうしたら、もっと勉強するようになるんだろう?
こんな相談でした。

小学生ですからね。
親がいなくても、自覚を持って勉強するっていう子の方が珍しいですね。
親がいないときは遊んじゃうっていうのは普通だと思います。
でも、普通だからそれでいいってわけにはいきませんよね。
じゃあ、どうしたらいいんでしょう?

正しい勉強すれば、誰でも成績は上がります。
でも、正しいかどうかの前に、そもそも勉強という行動をとることができない子が多いですね。
それは、見張りがいないからです。
人間は安きに流れがちです。
放っておくとサボります。
だとしたら、見張りをつければよいのです。
親が管理できないのであれば、個別指導塾か家庭教師を依頼すべきです。
もし、経済的な問題からそれが無理ならば、
その子が動き出すまで、語りかけ続けて待つしかありません。
三つ子の魂百までと言うくらいですから、
10~11歳の子どもであっても、性格はほぼ出来上がっています。
そう簡単には変わりません。
根気強く続けましょう。

続・成績上位者と下位者の違い

成績上位者と下位者でもう一つ違うのは、やっぱり理解力です。
同じ説明をしても、上位クラスの方が理解できる子が多い。
理解できるまでに必要な時間が短い。
勿論、理解力が劣るから成功できないということにはなりません。
こちらは、クラスに合わせて、説明の方法を変えます。
スピードも変えます。
だから、下位クラスだから理解できないということはないんです。

でも、一番の問題は、算数が苦手な子は、理解できても、それで満足してしまうってことです。
その授業が終わった時点で、すぐに復習、確認すれば、
理解したことはかなりの確率で定着します。
それを、時間を空けたり、復習しなかったりするから、身につかないのです。
もっとも、すべての子が復習したくなるような授業ができないこちらにも責任はあるんですがね…。

あと、もう一つは、
成績上位者の方が、説明の途中でも、分からないことがあると
「ちょっと待って!今のところ分からないから、もう一度お願い!」
っていう感じで、説明を止めてくれる子が多いってことです。
考えながら聞いてくれているってことですよね。
あとは積極性!
聞くのが恥ずかしい、勇気がないっていう子はやっぱり伸びませんよね。
まあ、これは慣れることで克服できます。
はじめの一歩が肝心です!

成績上位者と下位者の違い

いくつか例外があることは否定はしませんが、
全体的に言えば、
成績の良い子の方が計算力が高い
ということです。

そうだとすれば、
算数の成績の芳しくないお子さんが成績を上げるためには、
計算力をアップさせる必要があるということになるはずです。

計算力をアップさせれば成績が上がると確約することはできませんが、
計算力を高めなければ成績の上昇は望めません。

それでは、計算力を挙げるためにはどうしたら良いのか?
自分の経験からすれば、
そろばんを習うのが計算力を挙げるためには良いと思うのですが、
既に受験勉強を始めているお子さんに、
今からそろばんの練習させるというのは現実的ではありません。
(受験を前提とせず、将来のためにというのであれば、
やっぱりそろばんは必要だと思います。)

公文も同じです。

じゃあ、受験勉強と並行して計算力を上げる方法は?というと、
第一に、各塾が用意している計算問題集を毎日確実にやっていくことです。
やり方は色々です。
塾の指定したやり方で効果の上がる子もいるでしょうが、そうでない子もいます。
お子さんに合ったやり方をさせましょう。
私のお勧めは、同じ種類の計算をまとめてやらせるのではなく、
計算、逆算、単位換算を混ぜてやらせることです。
毎日やることが大切です。
必ず時間を計って!
目標は1問1分ですが、複雑な問題については1問2分でも良いと思います。
筆算が必要な部分は、筆算もきちんと残させること。
そのためには、裏紙などの雑用紙を使うのではなく、ノートにさせる方が良いでしょう。
間違えた問題については、間違いの内容をきちんとチェックしてお子さんに意識付けしていきましょう。

ただ、これだけでは十分とは言えません。

計算力の低いお子さんは、計算が遅いのが大きな原因です。
そこで、第二に、100マス計算をお勧めします。
やり方は、蔭山先生が書いていらっしゃいますが、
コピーをとって同じ問題を1~2週間続けます。
朝、夕、1枚ずつやることがお勧めです。

これを2~3か月顔晴れば、計算力は確実に上がり始めます。
ただし、大切なのはこれを続けることです。
受験が終わるまで続けましょう。

読解力については、計算力ほど成績とは関連性はないようです。
とりあえず、計算力を高めること!
これで、光が見えてくる可能性があります。
お子様の算数の成績でお悩みの保護者の方、
だまされたと思ってお子さんにやらせてみましょう。
ただし、きちんとお子さんに話して、納得させてからやらせるのが大切ですよ。

算数の得意なこの特徴

算数の苦手のなこの特徴があれば、得意な子の特徴もあるはずです。

算数の得意な子の特徴は、まず、素直謙虚だっていうことです。
生意気な口をきいても、「やれっ!」って言ったことはやります。
もっとも、これは算数に限らないんですが…。

次に、練習量が多いです。

千日の稽古を鍛とし、
万日の稽古を錬とす


宮本武蔵の「五輪書」にある言葉です。

どうやら、成果を上げるために必要なことは、昔も今も変わらないようです。

算数が苦手な子の特徴

前の記事を書いていて気付いたことがあったので、一寸メモ程度に書いておきます。

第1に、算数が苦手な子は、質問されたときに難しく答えようとします。
先生は、簡単なことしか聞いていないのに、なぜか難しく考えます。
自分が苦手だという意識(それが表面化していないものであっても)がそうさせているのかもしれません。

第2に、算数が苦手な子は、塾の授業中、先生が板書の中で図を描いて説明していても、描いている途中には注目しないで、他の部分の板書を写すことに集中しています。
図を描いている途中に注目せず、あとから完成した図だけを写そうとするから、図も板書とは微妙に違っていることが多くあります。
授業の意味や、何が重要なのかを考えていないか、間違った理解をしているから、作業に集中しているのかもしれません。
もしかしたら、自分がしていることが作業であるということすら分かっていないのかもしれません。
私も、授業の中で、そういったことを指摘するのですが、なかなか直らない子の方が多いのが現状です。

マイナスに目を向けるのは嫌いです。
でも、原因を見つけないと改善はされません。

情報を整理しよう!

文章題(ここではいわゆる特殊算に限らず広い意味で使いますね)を解くときは、
情報を目に見える形でまとめることをお勧めします。

抜群に頭の回転が速いお子さんは、
問題文を読むと頭の中だけで情報が整理できて、
すぐ式を立てることができるようです。

でも、それはほんの一部の例外です。
大部分のお子さんは、問題文を読んでも?です。
一文ずつ取り上げて、その内容を確認すると、それは分かるのですが、
「じゃあ、どうする?」ってまとめるとやっぱり??になってしまいます。
情報の関係が分からないからです。
だから、情報を目に見える形でまとめてみましょう。
図、表、グラフなどを使いましょう。

でも、算数の苦手なお子さんに、「何か書いてごらん」と言っても何の解決にもなりません。
情報を整理する方法として、図、表などを使うということは分かっていても、
使い方、書き方が分からないからです。
それが分からないから算数が苦手なんです。

では、その解決法は?

それは、図、表などを使えるように指導することです。
子どもが何も書けないのなら、説明しながら書いて見せるのです。
類題をやりながら、お子さんができるようになるまで、これを繰り返します。
完成した図、表ではなく、書いていく途中が大事です。
指導者の思考過程を言葉にしながらお子さんに見せましょう。
「問題文からこんなことが分かるから、とりあえずこんな図を描いてみようかな…。
でも、うまくいかないから、じゃあ、こんな図に替えてみよう。
あっ!分かった!」みたいにです。

情報を整理することができるようになるまでに要する時間はお子さんごとに違います。
私が指導した子の中には、
自分で図、表を使うことができるようになるまで6か月を要したお子さんもいらっしゃいます。
でも、それができれば、その後の成長は速いですね。
どんどん問題が解けるようになります。

大事なのは、
お子さんができるようになるまで我慢強く付き合ってあげることができるかどうか、
そして、お子さんに残された時間はどれだけか、ということです。



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春期講習

春期講習は1週間~10日くらいしかありません。
期間が短く、途中で立て直す暇がないので、
事前にしっかりした計画を立てて臨まないと何もしないで終わってしまいます。
そこで、今回は春期講習(季節講習)期間中の過ごし方について。

4年生、5年生のお子さんはまだ受験勉強が始まったばかりなのに対し、
6年生はほとんどのお子さんが5年生で一通り算数を学んでいます。
でも、やるべきことは皆同じです。

どの塾の講習も、新年度になってから学習したことの復習が内容になっています。
2月に新年度が始まってから学習したことを少しでも完璧にすることに努めましょう。


まず、春期講習のテキストを完璧にすることを目標にしましょう。
すみからすみまで全部マスターしましょう。
そのために、授業中にできるようなっている問題とそうでない問題の区別をするために、
問題番号に○、×、△などの印(印の付け方は自由、マーカーで色分けしてもいいですね)をつけるようにしましょう。
○の問題は家に帰ってもやりません。
勉強はできないことをできるようにすることです。
できることをやって、「できる」を確認しても仕方ありません。
自慰行為は止めましょう。
×と△の問題はできるまで繰り返します。

解いてみた後の○付けは本人がやるのが理想ですが、
お子さんの成長の度合いと、今までの勉強の習慣などから一律に決めることができませんので、
各家庭の事情に応じてです。

繰り返しは少しずつ時間を開けてやってくださいね。
連続して同じ問題をやって、できたから○というのは、いくらなんでもアホです(合掌)。


春期のテキストが全部○になったら、
新年度になってから塾でやったテストのできなかった問題をもう一度やらせましょう。
テストについては、
塾でやった後、まちがえたものは家で繰り返しやり直して
○にするべきものは全部○になっているはずですが、
もう一度やって確実に○になるという保証はありません。
知識を定着させるために、ここでもう一度やっておくべきです。
テストのやり直しは、実際はなっていない子も多いので、
もしお宅のお子さんがやっていなかったとしても、あまり焦る必要はありません。
今なら取り返せます。


テストのやり直しも全部できたら、
テキストの既習部分でできなかった問題についても、同じようにやっていきましょう。
(テキストにも、○、×、△の印は付いていますよね?)


これだけです。
でも、これだけの事が全部できたら、もう超ビューティフル!
実際は、そんなにできません。
(もっとも、テストのやり直しまでは全員がやらなければならない内容です。)
ただ、みんなができるわけじゃないからって、
できなくても気にしなくてもいいってわけではありませんよ。
受験するって覚悟を決めたのなら、これくらいのことはやらなきゃダメなんです。
このようなひとつひとつの細かいことをコツコツ積み重ねることができるかどうかが成績を上げることができるかどうかの分水嶺になってきます。

厳しい書き方をしましたが、これは4~6年のすべてに言えることです。
ただし、4年生、5年生の中には、
まだ「ママが『塾へ行け』って言うから塾に来てる」っていう覚悟の決まっていない子もいます。
というか、そちらの方が多いのが実際です。
その場合は、春期のテキストだけを完璧にすることだけで妥協するのもやむを得ないでしょう。
特に、4年生は「成績を上げる」より「算数好きになる」の方が大切な目標です。
うまく気分転換をはかりがらやっていただけばよろしいかと思います。
ただ、どこの春期講習にも最後にテストがあったり、4月早々公開模試があるということです。
点数を取れた子は算数が好きになり、
点数をとれなかった子は算数が嫌いになる
という傾向があることは、データを取って調べたわけではありませんが、まちがいなく存在します。
お忘れなく!



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良い先生とは…

良い先生ってどんな人でしょう?

どんな問題でも解ける先生ですか?
教え方がうまい先生ですか?

私が考える良い先生とは、その子に合っている先生です。
その先生の授業を受ければ、その子の学力、成績が上がるという先生です。
極端な話、
その先生自身の問題を解く力に多少問題があっても、
その先生の授業を受けたことをきっかけに、
その子が自ら学び始め、学力、成績が上がるのであれば、
その先生は、その子にとって良い先生です。

いくらその先生自身の学力が高く、あらゆる問題を解けたとしても、
いくら良い(あるいはうまい)先生だと言われている先生でも、
その子に合わなければ、その子にとっては良い先生とはいえません。
だから、子どもごとに良い先生は違います。

もっとも、優れた先生は、
問題の本質(ポイント)を見抜く力もあれば、
子どもの弱点を見抜く力、
今、その子が必要としていること(学習内容だけに限りません)を判断する力があります。
だから、多くの場合、「合わない」ということは起こりません。

でも、相性っていうものがあることも否定できません。
そして、それは言葉にしにくく、子どもは親に伝えにくいものなので厄介です。

ただ、大切なのは、その先生が良い先生かどうかではなく、
その先生がお宅のお子さんに合わないと判断された場合(判断は慎重に!)、
どうするかってことですよね。
家庭教師、個別指導なら先生に交替してもらうってことで良いのでしょうが、
塾だと原則として先生を選べないので困りものです。

それについては、必要があれば、また別の機会に。



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素直になろう!謙虚になろう!心静かに過ごそう!

エデュの掲示板にスレッドを立てたり、他のスレッドに書きこんだりしてへこんでしまった話はしましたよね。

インターネットの世界では、何にでもすぐに噛みつく人がいるんですね。
読んでいるだけの頃は、それほど気にならなかったことですが、いざ、自分がかかわると、結構、精神的なダメージが大きいですね。
他に問題を抱えていて、精神的に参っているときに、それをやられちゃうと尚更です。

でも、そういうことをする人って幸せからは程遠い所にいるんでしょうね。
かわいそうだなんて思ってしまいます。

斎藤一人さんの本を読んでいたら、少し落ち着いてきたからこんなことを書いてます。

私が好きな斎藤一人さんは「仕事は面白い」(マキノ出版)の中で、こんなことを言っています(p.27)。分野は違うんですが、参考になるから、引用します。
「人が話してくれたら、じっと聞いてて、『この人、私のために一生懸命しゃべってるんだな』と思ったら、じっと聞くんだよ。納得いかなくても『ありがとうございました。いい話聞きました』って言うのがほんとうなんだよ。
『いい話、悪い話』じゃないんだよ。
じいっと見て、この人が愛の人かどうかどうかを見抜くんだよ。愛でしゃべってくれてるんだったら、ありがとう、なんだよね。」



素直になりましょう。
謙虚になりましょう。
そうなれば、色々な事を吸収できます。
反対の意見を言って、議論したいと思ったら、3秒まって、心落ち着けましょう。

子どもの勉強も同じです。
素直な子程、成長も速いし、講師も何とかしてやりたいと思うものです。
素直さ、謙虚さが他人の助けを引き寄せているんです。


保護者の皆さん、とてもお忙しいとは思うのですが、中学受験関係以外の本も良いものですよ。講師としても、色々参考になることが見つかります。
前にも紹介した、デール・カーネギー氏の「人を動かす」は絶対お勧めです。もう一度貼っておきます。






子どもを見つめる・Ⅲ

今回は、受験学年だというのにのんびりしている子についてです。

のんびりしている(ように見える)のにはそれなりの理由があるはずです。
「勉強しなさい」「嫌なら止めてしまいなさい」と言うことは簡単です。
しかし、お子さんにもお子さんなりの言い分があるはずです。
お子さんの言い分を聞いてみましょう。
「本当に受験したいのか?」「本当に受験するつもりなのか?」確認してください。
勉強しない子は、「受験すること」を真剣に考えていません。
でも、勉強しない子も、志望校のレベルが高いことが多いものです。
でも、勉強しなければ合格できるわけはありません。
いくら勉強していなくても、合格できなければ辛く悲しいものです。
その辛さ、悲しさは彼らには想像できません。
先にも書いたように、何かを得るためには必ず対価を払わなければなりません
受験勉強が大変である事、それが必ずしも報われるとは限らないことを話しましょう。
勿論、目標を達成できたときの喜びも話して聞かせましょう。

その上で、もう一度確かめてみましょう。「本気で受験する覚悟はあるか?」と。

覚悟が無ければ、受験は止めた方が良いでしょう。
覚悟の無い受験勉強は、家庭内に大きなストレスをため込み、家族を不幸にします。

でも、一旦、やると決めたらやるべきことをきちんとやらせましょう。
塾にまかせっきりではダメです。
中学受験は親子の受験です。
親はしっかりとお子さんの学習を管理してください。

ただし、お子さんの受験勉強の当初から学習内容に関わってきた保護者の方以外は、ごく一部の例外を除いて、お子さんが6年生になってから突然お子さんの学習内容に関わろうとしても困難です。
そんな場合は、保護者の方は、お子さんのスケジュールと健康の管理に集中してください。
そうはいっても、早くから塾に通っていた子でも、今まで真剣に努力してこなかった子の場合、覚悟を決めたからといって、急には勉強できるようにはなりません。
そんなときは、経済的に許されれば、家庭教師か個別指導塾をご利用ください。
塾に補習を頼んだり、自習室を借りても、充実した指導は期待できません。
そんな中途半端な方法では成績のアップは期待できません。
(家庭教師、個別指導塾の選び方はまたの機会に…。)

また、保護者は学習を管理するのですから、幸せな合格を勝ち取るためにきちんと逃げ道も用意しておくこと!
「逃げ道」というと、マイナスのイメージがあるのですが、物事をうまく運ぶためには逃げ道の用意は不可欠です。(勿論、それを使うかどうかは別の問題です。)
1年は長いものです。
ときには、事情が変わって、受験から撤退する場合もあるかもしれません。
そんな場合でも、「やって(やらせて)よかった」と言える状態を作っておくことが大切です。

ときには、お子さんが勉強の必要性、意味にも疑問を持つことがあるかもしれません。
「こんなことやって、将来役に立つの?」
教育評論家の森上展安氏は「算数の学習で課題解決能力を伸ばすことができる」旨、発言していらっしゃいます(2012・03・16読売新聞『森上展安の合格知恵袋48』)。
また、連邦準備制度理事会議長アラン・グリーンスパン氏も「数字や数学的基礎概念を理解すれば日常的な金銭に関する決定を左右する能力を高めることができる」旨の発言をしていらっしゃいます。
今、子どもたちがやっている算数の学習は将来の生活に確実に役立つということです。
保護者の方は、それを自信を持ってお子さんに伝えてください。
人はそれぞれ価値観が異なりますが、人は価値を見いだせないものには一生懸命になれません。
お子さんは、受験勉強の価値を認識することで、自ら積極的に受験勉強に取り組むことができるでしょう。


この記事が皆さんのお悩みの解決にほんの少しでもお役に立ったのなら幸せです。
もし、何かお悩みごと、お困りごとなどありましたらメールフォームからご連絡ください。
微力ではありますが、全力で対応させていただきます。
よろしくお願いいたします。

子どもを見つめる・Ⅱ

今回は、疲れているように見えるお子さんについてです。

年度が替われば、塾に行く日数、時間も増えるでしょう。
学習内容も増えます。
お子さんがやるべき家庭学習も当然増えます。
慣れるまでは疲れが出て当然です。
保護者の方はお子さんに完璧を要求してはいけません。
それがきっかけで、つぶれてしまったり、壊れてしまうお子さんもいるからです。
もし、お子さんが完璧主義なら、「人間は神様じゃないから、完璧でなくてもいいんだよ。少しずつ、ひとつずつできるようにしていこうね。」って話してあげてください。
通常、完璧主義は苦しみしか生みません。
完璧を目指してはいけません。

成績表の見方にも一工夫加えてみましょう。
成績表で保護者の方がまず注目するのは、偏差値、評価、順位であり、次に、点数です。
疲れているときに限りませんが、疲れているときは特に、他人との比較は止めましょう
偏差値、評価、順位は、すべて他人との比較です。
比べるとしたら、昨日の自分と比べるべきでしょう。
勿論、受験は相対評価で、他者との関係で合否が決まります。
人間修業のために受験勉強をしている子はいないと思います。
しかし、他者との比較は心身(とりわけ心)を疲れさせます。
成績表を見るときは、内容重視でいきましょう!
例えば、前回逆算ができていなかったのに、今回できていたら、それを褒めてあげましょう。
極端な話、まちがえた問題でも、それが前回逃げていた問題であったのなら、何とかしようとチャレンジした姿勢を褒めてあげてください。(もっとも、カンで書いたのはダメですよ。)
褒めるところは探せばいくらでもあるはずです。(自分の良いところはなかなか見つけられませんが…。)

他者との比較の要素もありますが、正答率は基準として使えます。
正答率を基準に目標を設定しましょう。
とりあえず、正答率80%以上の問題を全部正解できるようにすること、それができたら70%以上の問題を全部正解できるように、というふうにハードルを上げていきましょう。
要は、小さなステップで目標を設定し、それをひとつずつクリアしていくこと。
成績表も使い方ひとつで、ストレスを与える原因になったり、目標設定の手段になったりします。

疲れているように見えたら、それが身体であっても、心であっても、休ませてあげてください。
もし、お子さんががんばっているのに成績が上がらないことにイライラしている保護者の方がいたら、あなた自身がちょっと休息を取ってください。心を休めることも必要です。


次回は、受験学年だというのにのんびりしている(ように見える)お子さんについてです。

子どもを見つめる・Ⅰ

今回は、がんばっているのに変化が見えない、成績が上がらないというお子さんのケースです。

以前書いたと思うのですが、頑張っちゃダメです。顔晴らなきゃ。
言葉遊びのように見えるかもしれませんが、「頑張る」は「我を張る」ってことです。「自分が、自分が」っていう気持ちが前に出るため、苦しくなります。
「顔晴る」は、造語ですが、読んで字の如く「晴々とした笑顔で努力すること」。正当な努力は楽しいのです。
お宅のお子さんは正当な努力をしていますか?
つまり、方法論として、正しい努力ですか?
方法が正しければ、確実に成績はアップします。
まちがった方法の努力をしている子は、努力しているのに成果が得られず、苦しくなります。
もしかしたら、そのまま勉強が嫌いになってしまうかもしれません。
まちがった方法を取っているお子さんは、それを直してあげないと、お子さんがかわいそうです。
勿論、10年近く生きて来た子どもたちですから、様々な性格の子がおり、素直な子や、そうでない子など色々です。
だから、正しい方に導いてあげようとしても、すぐに方向転換できない子も多いのは事実です。
でも、過去に私がある程度時間をかけて指導したお子さんたちは、皆、正しい方向に進み、成績を上げていきました。(ただし、直前の1~2か月の指導では変われなかったお子さんが多数いたこともまた事実です。)
今一度、お子さんの努力が正当かどうか確かめてあげてください。

塾の先生に相談しても良いでしょう(面談を申し込めば、どこの塾でも、実際にその教科を担当してくれている先生が面談に応じてくれるはずです)。
メールフォームより私に相談していただいてもかまいません。
ただ、申し訳ないのですが、本当は、実際にお子さんを拝見しないと分からないことが多いので、メールですと一般的、抽象的なアドバイスになってしまうかもしれないことは予めご理解ください。

正当な努力をしているか否かを判断する一般的な判断基準だけ示しておきますね。

(1)十分な時間が確保されていますか?
正当な努力であるというためには、十分な勉強時間が確保されていなければなりません。
十分な努力をしないで成績を上げようというのはちょっと虫がよすぎます。
十分な時間を確保してください。
何かを得るためには対価を払わなければなりません。
良い成績を取り、志望校に合格するためには、それに応じた努力をするという対価を払わなければならないのです。
でも、睡眠時間を削ってはいけません。
隙間時間をうまく使ってください。

(2)その子にとって可能な限りの十分な時間をかけても塾の課題が終わらないときは、やるべき課題を取捨選択していますか?
それぞれのお子さんに必要な課題は、一人一人違います。
お子さんにとって必要な課題を優先させてください。
取捨選択の基準は、現在、そのお子さんがそれをできるかどうかです。
勉強はできないことをできるようにすることです。
できる問題をやっても満足しているのは、単なる自慰行為です。無意味です。
塾から出された課題が、その子がすでにマスターしてしまっていることであればやる必要はありません。
まだ、お子さんができない別の課題を探して与えましょう。
「塾の宿題だから」「やらないと先生に怒られるから(これ、意外と多いのです)」なんて判断基準にはなりません。
もし、そんな理由で子どもが折角の勉強時間を無駄に過ごしているのなら、保護者の方が塾と話し合ってください。その課題の目的は何かと。
勿論、例えば、速く正確に解く練習をするために、成績上位者に基礎レベルの問題(計算問題や一行題など)を時間を計ってやらせることもありますし、また必要でもあります。要は、無目的的に問題を与えないことです。

(3)お子さんはできる問題を親御さんなどの他者にきちんと説明できますか?
正しく理解していれば、きちんと説明できます。
理解なしに覚える学習をしていれば、説明は困難です。
理解が伴えば応用も効きますし、時間がたっても再現できますから、公開模試など範囲の無いテストで出たとしても対応できます。
覚える(暗記する)学習では応用は利きませんし、すぐ忘れてしまいます。また、覚えること自体、ものすごいエネルギーを必要とします。だから、すぐ疲れてしまいます。
ただ、子どもに理解の重要度を説明し、授業中に「分かりますか?分からない人はいませんか?」と言っても、手を上げる子はごくわずかです。
実は理解できていないのに、自分では理解できているとは思っている場合があるからです。
お子さんには、先生の板書を写したノート、または解説を見ながら、ひとつひとつの式を単位に注意しながら説明ができるかどうかを確認するように指示しています。
理解できていない場合はすぐ質問!
遠慮はいりません。
休憩時や授業終了直後に先生を捕まえて聞きましょう。
先生としても、直後に質問してもらった方が、もう一度考える必要もないので、ありがたいものです。

次回は、疲れている(ように見える)お子さんについてです。

子どもを見つめる・序

新年度が始まって1か月半、お子さんの調子はいかがですか?

年度替りを機に転塾した子、大手塾だと転塾はしなくても校舎を変わった子もいるでしょう。
そうでなくても、年度替わりを機にみんな心機一転勉強に励んでいることだと思います。
調子よく進んでいる子は、このままどんどん勉強させてあげましょう(「させましょう」でないことにご注意ください)。

でも、がんばっているのに変化が見えない、成績が上がらない、何か理由は分からないけれども疲れているように見える、など色々心配事が多いお子さんも多いのではないでしょうか?
もしかしたら、いよいよ受験学年だというのに相変わらずのんびりと過ごしているお子さんもいるかもしれません(もしかしたら、これが一番多いのかもしれません)。
そんな時の親の役目は、「がんばれ!」って声をかけることではなく、お子さんの様子を注意深く見詰めて、原因をみつけ、お子さんと一緒に解決策を探ることです。
だからこそ、中学受験は親子でする受験なのです。

次回から、何回かにわたって、その解決のためのヒントを書いていこうと思います。

では、次回をお待ちが下さい。

ミスを防ぐ

最近は塾産業も成熟して、塾に行かずに受験する子はほとんどいない状態となりました。
当然、お子さんの成績も客観的にみられるわけで、無謀な受験をする子はほとんどいなくなりました。
(勿論、チャレンジ校として、「難しいんじゃないの?」っていう子もいます。)
そんな状況では、誰が合格しても、また誰が不合格になっても変じゃない、という状態になります。
結果、ミスした子が不合格になり、ミスしなかった(少なかった)子が合格することになります。
そこで、ミスを防ぐ方法です。
今回は、代表的な3つのミスを防ぐ方法を考えてみましょう。

(1)問題文の読み間違い、思い込み
問題文は小説を読むように読んではいけません。
一つ一つの文を分析的に読みます。
読み落としを防ぐためには問題文にアンダー(またはサイド)ラインを引いたり、主語や、単位、そして、何を求められているのかなどに印をつけながら問題文を読みましょう。
勝手な思い込みをしないためには、一つ一つの言葉の意味を大切にすること。
書いてないことを雰囲気でつけ足して読まないこと。
小説のように読むと、自分で勝手に物語を作ってしまい、雰囲気で理解してしまうことがあります。
そういう私も、今年の渋幕のカードの問題で、「トランプ」という言葉は出てきていないのに、カードを勝手にトランプと想像し、ゲームの内容をブラックジャックだと考えてしまったので、答えが出ませんでした。
「言うは易く、行うは難し」です。

(2)あり得ない答えを書く
割合の濃度計算で、2種類の食塩水を混ぜたときにできる食塩水の濃度は、平均の問題ですから、2種類の濃度の間になります。
平均の速さの問題も同様です。
また、速さの問題であり得ないほど速い(あるいは、遅い)速度を答えるのも、問題です。
答えを計算する前に、大体どんな答えになるのか見当をつけることでそんなミスを防ぎましょう。

(3)計算ミスをする
丁寧に筆算をしましょう。
「薄く書いて消そう」などと考えないで、空いているスペースにきちんと順に書いていきましょう。
字の大きさをそのときの気分で変えたり、斜めに書いたり、問題文や他の計算に重ねて書いたりしてはいけません。
保護者の方の中には、計算問題の数字の下に数字を書きくわえて(判るかな?)計算した方が時間の節約になるからと指導している方もおられるようですが、字も小さくなるし、筆算自体がグチャグチャになることが多いのでお勧めできません。
逆算を間違える子は意味を考えていない子が多いですね。
「ア-□=イ」を「□=イ+アと」する子は、考えずに作業をしています。
他の問題でも、考えずに覚える作業を繰り返している危険がありますね。
「アからいくつ引いたらイになるか」は、「イはアよりどれだけ小さいか」と考えれば、□=ア-イとなりますよね。
また、答えを出したら、それを□に入れてみれば細かい計算はしなくても、計算式が正しかったかどうかわかります。
ただ、分数だと直ぐに分からない場合もあるので、意味を考えならが計算することをお勧めします。

ビジョン・ボードを作ろう

私は少数派を自認しています。
モットーの一つは
「少数派に食い込む!」
だから、授業でも、ちょっと変わったことを話したりします。

昨日も、塾の子どもたちにイメージ・トレーニングの重要性を話しました。
そのつながりで、ビジョン・ボードの話も出てきました。

ビジョン・ボードはロンダ・バーン女史の「ザ・シークレット」で知りました。
ビジョン・ボードとは、自分が欲しい物、達成したい事など、引き寄せたいものの写真を貼り付けたボードで、よく目につくところにおいて、それを見てイメージをするためのものです。
その本の中で、ジョン・アサラフ氏が話しています。

彼は、1995年にビジョン・ボードを作りました。
その後、彼は引っ越しの準備をし、すべての家具や箱を保管して、5年間に3回も引っ越しをし、最後はカリフォルニアに家を購入しました。
ある朝、彼は息子さんとの会話の中で、自分のビジョン・ボードを息子さんに見せることになります。
箱からビジョン・ボードを出したアサラフ氏は、とても驚き、感動の涙を流すことになります。
ビジョン・ボードには彼が5年前にイメージした家の写真が貼ってありましたが、それは彼が購入した家の写真だったのです。
似た家ではありません。
まさにその家だったのです。

私は、「引き寄せの法則」は受験でも使えると考えています。
よく目につくところに子どもの志望校の写真を貼っておきましょう。
切り抜きだけでも良いのですが、一度その学校に行って、正門の前で写真を撮って、その写真を学校の全体写真とともに貼っておいたらより良いと思います。


ロンダ・バーン女史の「ザ・シークレット」はウォレス・D・ワトルズ氏の本に影響を受けて作った「引き寄せの法則」の映画(DVD)です。



そして、ロンダ・バーン女史に影響を与えたウォレス・D・ワトルズ氏の本がこちらです。
日本語のタイトルは違いますが、同じものです。





映画をその後書籍にしたのが、これです。
やっぱり書籍の方が詳しく書かれています。
もっとも、DVDのインパクトは強烈でした。おすすめです。



ティーン向けも出版されています。
(ただし、筆者は違いますが、女史とともに映画を作った関係者です。)



こちらは、ロンダ・バーン女史が「ザ・シークレット」をバージョン・アップさせた本。
「ザ・シークレット」は、引き寄せの法則を実践している人々の発言を紹介しながら話が進んでいきますが、こちら「ザ・パワー」は女史が学んだものを、女史の言葉で書いています。
「ザ・シークレット」の内容をより具体的にしたものといえます。
女史は、「『ザ・シークレット』を読んでいない人にも分かるように書いた」と言っていますが、やっぱり両方に目を通した方が理解が深まりますね。


文章題のポイント

「○○算」って名がつく文章題ですが、
文章題って種類が多い割には、単独で出題されることって多くないですよね。
だから、私は個人的には文章題には、それ程、力を入れる必要はない気がします。

子どもの中には、「先生!これって何算?」って質問して、
自分では何算かは分からないのに、
「○○算だよ」って教えると、すぐに解ける子がいました。

でも、これってどうなんでしょう?
本番では何算かは誰も教えてくれないし、
何算か分からない子どもはその問題が解けないということになりますよね。
また、多くの子どもたちは気付いていないんですが、
例えば、つるかめ算と消去算って同じですよね。
そうだとしたら、目の前にある問題が何算かなんてことはどうでもいいことなんじゃありませんか?
要は、その問題の答えに近づくためにはどうしたら良いのかを考え、そして気付けるようになること、これが大切です。
そして、答えに近づく方法として、図の使い方を身につけることが大切です。

①線分図と面積図を使い分ける基準は?
②線分図1本にすべきか、2本(またはそれ以上)にすべきか?
③また、それはどうしてか?
④面積図を使うことができる問題の特徴は?
⑤ベン図と表はどちらが有効か?
⑥また、その使い分けは?

そういったことを問題を通して身につけましょう。

一応、答えをつけておきますね。

①線分図と面積図は好みで使い分けてください。
 同じ内容を表現方法を変えているだけです。
②線分図を1本にするのは和だけが示されている問題、
 2本以上にするのは差が問題になっている問題です。
 勿論、差が問題になっていなくても線分図を2本以上にすることは可能です。
 でも、必然性はありません。
 だから、どちらにするかは、結局、どちらの方が見やすいかにかかっています。
③差が問題になっている場合に線分図を複数描くのは、その方が差が強調されるからです。
④面積図はA×B=Cであらわされるときは使えます。
⑤ベン図と表も基本は好みです。差はありません。
⑥ただ、2つ以上の基準が入ってきている場合
 (例えば、『A組かB組か』、『男か女か』が組み合わさっている場合)
 は表の方が使いやすいですよね。
 勿論、ベン図でも表わせますが、どちらが書きやすいかということです。

こういったことを考え、確認しながら、問題を解けば、文章題はほぼ大丈夫です。
一つの問題で複数の図の使い方を考えたりすると、さらに力が付きますよ。

国語と算数

国語の記述問題だと思うのですが、
「ニュアンスとしてはまちがっていないのに、どうして…?」
という感想を持たれる保護者の方がいます。

そういった方の多くは、何もしなくても国語で点が取れたのではないでしょうか?
私もかつては「国語なんて答えが一つに決まるわけないじゃない」って思っていました。
浪人中、予備校に通い、そこで出会った現代国語の先生に
「国語は答えがいくつもあると思っている人もいるかもしれないけれど、それは違う。
国語も論理の問題で、答えは全部問題文の中にある。
それを探すだけ。
記述問題だって同じ。
基本は抜き書き。
それは東大の問題だって変わらない。」

って言われました。
ショックでした。

「ニュアンスとしてはまちがっていないのに、どうして×なんだろう?」って疑問を持たれた方は、
必要なことばが入っているかどうか確認してみましょう。
分からなければ、先生に質問です。
「どうして×なんですか?」
「どう直せば点数をもらえますか?」

言葉を大切にすれば、算数も解けるようになります。
算数も論理の問題だからです。
分からないときは、問題文を一つ一つ解きほぐしていきましょう。
解説が分からなければ、解説の文を一つ一つ解きほぐしていきましょう。

数学は理系科目ですが、算数は文系科目です。
国語ができる子は算数もできます。算数ができる子は国語もできます。
バランスの悪い子は問題に取り組む姿勢に問題があります。

この問題は何を問うているのか?
これがポイントです。

算数の大問は小問形式になっており、
出題意図が読み取りやすくなっていますから、
国語よりさらに簡単ですね。

お子さんの国語と算数の点数のバランスが悪ければ、
すぐ、お子さんの問題の解き方をチェックしてみてください。

問題用紙を折る

某掲示板某スレッドをのぞいていたら、理科の話ですが、
「こんなの問題用紙を折ればすぐ分かるのに」
っていう書き込みを見つけました。

テストのときは問題用紙を折ってはいけない場合があります。
かつて、本番の入試では、問題用紙を切る、折るなんて自由でした。
というより、多分そんなこと想定していなかったのでしょう。
でも、いつだったか、ある学校の算数の問題に
「ただし、問題用紙を破ったり折ったりしてはいけません」
という但書が入りました。
紙を折り重ねる問題でした。

家庭学習では何でもアリです。
紙を切っても良いし、折っても良い。
一通り考えてもイメージできないなんて問題は、作ったり、実演したりするのがイメージを膨らませるのに良いですね。
作図の練習にもなるかもしれません。
勿論、お子さん一人ではできない問題もあるでしょう。
そんなときは、お子さんと一緒に作ってみましょう。
立体図形の回は保護者の方の登場する機会が増えるかもしれません。

理科と社会

理科と社会についても相談を受けたので余計なことですが…。
理科と社会、とりわけ社会は知識の量が大きく勝負を左右します。
(理科は理屈も重要ですが、生物系のように特に知識が重要という分野もありますよね。)

どうやって知識を身につけたら良いのでしょう?
塾のテキストを1回読むだけでは有り余る才能がある子でなければ知識は身につきません。
繰り返しは必須です。
しかし、ただ、繰り返すだけでもなかなか知識が身につかないというのも事実です。
できるだけ五感を総動員して覚えていきたいですね。

さて、その一つとして、問題を解きながら覚えるという方法があります。
空所補充だったり、一問一答だったり形式は色々ですが、
問題を解きながら覚えるのは、ただ読んで覚えるよりも数倍(?)の効果があります。

材料(教材)は以下のようなものが良いでしょう。

まず、理科です。
一つは日能研のメモリーチェック、もう一つはサピックスのコアプラス
好みで選べばよいでしょう。
違いといえば、日能研のメモリーチェックには説明のページがあることでしょうか?








次に、社会です。
これも理科と同じです。
一つは日能研のメモリーチェック、もう一つはサピックスのコアプラス
やはり好みでお選びください。
日能研のメモリーチェックには説明のページがあることは理科と同じです。
地理は毎年データが変わりますから、最新版をお使いください。








ただし、6年生の夏休みまでは国語と算数に重点を置きましょう。
理科と社会は追い込みが効きますが、国語と算数はそうはいきません。

理科と社会は覚えさえすれば塾のテストで点数がとれるので、点数の魅力に負けて、理科と社会に逃げる子もいるのですが、それでは上位校合格は困難です。
6年の夏休みまでは、理科は理屈を理解することに重点を置き、社会は地理は理屈、歴史は流れに重点を置いて学習しましょう。知識は隙間時間を使って覚えるくらいの方が良いですよ。
くれぐれも、理科、社会の偏差値が国語、算数の偏差値を超えるなどということがないようにしましょう(もっとも、国語、算数の偏差値が75で、社会、理科の偏差値が80というように高いレベルで逆転しているのなら話は別かもしれませんが…)。

ケアレスミス、ポカミス

私が塾講師を始めたころから変わらないのですが、
ケアレスミス(ポカミス)という言葉を簡単に使う子ども、保護者が多いですよね。
「どうしてまちがえたのか?」を問うたときに、
「ケアレスミスです」って答えたり、「またケアレスミスやっちゃったよ」っていう子どもは、ケアレスミスの重大性に気付いていないことが多い(ほとんど?)ですね。
ケアレスミスの存在は否定しませんが、大切なのは「どうしてそのケアレスミスが起こしたか?どうやってケアレスミスを防ぐか?繰り返さないか?」です。
これを考えないと、同じミスを繰り返し、本番でも当然のようにミスをします。
本番は1点の争いです。
昔、塾講師を始めたばかりの頃、某有名私立中学の校長先生から伺ったのですが、「毎年、1点足りずに落ちる子が1クラス分(50名)いる。それは他の学校も同じである。その子たちは能力がないのかといえばそんなことはない。でも、(当時の)文部省に入学させる生徒数を伝えている以上、勝手に人数を増やすわけにもいかない。とすれば、点数で切るしかない。それが一番公平だから…。」ということでした。
1点の重みを今から伝えましょう。
考え方や習慣は、直ぐには変わりません。

エデュにスレッド用意しました

エデュの中学受験Q&Aに「幸せな合格のためにみんなで知恵を出し合いませんか?」というスレッドを用意いたしました。よろしくお願いいたします。

なお、個人的なご相談は「お悩み相談クリニック」として、こちらのブログで今まで通りお受けいたします。メールフォームよりお願いいたします。

また、家庭教師のご相談もお待ちしております。

みなさま、よろしくお願いいたします。

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プロフィール

新鮮太郎

Author:新鮮太郎
プロフェッショナル家庭教師にして中学受験進学塾講師

指導歴 30年以上

指導教科 中学受験算数

家庭教師
生徒さん募集中です。
知識、思考方法、勉強の仕方など、単純に点数を取るだけでなく、生きる力につながる指導をいたします。
短期、長期いずれの指導依頼もお受けいたします。
一緒に志望校合格を勝ち取りましょう。
リンク先にある「筑駒、開成、麻布、桜蔭など超難関中学合格講座|幸せな合格研究所」をご覧になり、お問い合わせください。
お問い合わせは、下記のメールフォーム、あるいは、私のメールアドレスのいずれにいただいても結構です。

よろしくお願い申し上げます。

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