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中学受験・幸せな合格|幸せな合格研究所

幸せな合格研究所が幸せな合格を実現するためにお役に立つ情報をご提供します。たまには、脱線もありますが…。

集団対面授業に向かないお子さん

塾の集団対面授業では、どうしてもお喋りなどして授業の進行をを妨げるお子さんがいます。
講師は、他人の迷惑にいなるような行為はやめるように注意はしますが、
多くの場合、注意は聞き入れられません。
こちらが怖い顔をして怒れば、しばらくは静かになりますが、のど元過ぎれば…です。

「叱る」と「怒る」を区別しない先生も多いのですが、「叱る」と「怒る」は全く違うものです。
「叱る」には愛があります。その子を何とかしてあげたいという気持ちが第一にあるのです。
それに対して、「怒る」は自分の怒りの気持ちを相手にぶつけるだけです。
怒られた方は、恐怖心からとりあえず言う事を聞くかもしれませんが、
自分の過ちに気付かず、ただ恐怖心から態度を変えただけですから、
一過性のもので将来的には何の解決にもなりません。
ですから、「怒る」という行為は厳に避けなければなりません。

怒って静かにさせても、その子のモチベーションは下がりますから、
ただ、他の子に迷惑をかけなくなるかもしれませんが、勉強はしなくなってしまいます。

他の先生はどうか分かりませんが、私自身が注意しなければならないと感じているのは、
叱っているつもりが段々怒っている状態になっていってしまうことがあることです。
最初は冷静にお子さんの行為を中止しているのですが、
お子さんはこちらが怖くありませんから、ふざけた反論や自己正当化をしてきます。
中には、自分はお客だと言わんばかりに、上から目線でものを言ってくるお子さんもいます。
そうすると、相手が子どもだと分かっていても、だんだんイライラしてきて怒りの感情が湧いてきてしまいます。
自分の中に怒りの感情が湧いてくるのは自覚できているのですが、どうにも止めることができないのです。
(人格の分離を疑ったこともありますが、お医者様によればその心配はないようです。)
何度言っても分かってくれないお子さんに同じことを話し続けるのは時間の無駄ですし、
そんなことで大切な授業時間をつぶすわけにはいかないので、途中で話は切り上げます。

仮に授業後に呼んで、その点について話しても、相手はこちらの話を受け入れてはくれません。
そういうお子さんは精神的に幼いからです。
ですから、そんなお子さんは放っておくしかありません。
今はまだ、その子にとってはその時期ではないのです。

世の中には発達障害と呼ばれる病気(?)があります、
私は発達障害は病気だとは考えてはおりません。
他の多くの人と違う感性、考え方を持っており、反応の仕方が他の多くの人と違うだけだと思います。
精神科、心療内科の先生に言わせれば、発達障害にもグラデーションがあり、
人によって症状の出方は違うそうです。
そうだとすれば、発達障害とちょっと変わった子、我儘な子の間は、明確なものではなく、
一般の社会で生きにくい子ということでひとくくりにできるのではないでしょうか。

いくら注意しても他のお子さんに迷惑をかけるお子さんもその一つでしょう。
一応注意はしますが、あまりに周りに迷惑をかけるようであれば、教室を出てもらう必要もあります。
もっとも、そんな子の中にも、それなりにお勉強ができる子がいますから、
彼らをリーダーにして授業を進めるという手もありますが、
困ったことに、彼らは他の子を指名したときでも、勝手に自分のペースで答えを言ってしまうことなのです。
教室内の秩序を保つのは非常に困難です。

お父さん、お母さんは、お子さんの特性を見極めてください。
塾から問題点を指摘された時は、冷静にお子さんを見つめなおしてください。
塾は、全体を見て、よりより解決策を見つけようとしています。
どうしても集団対面授業が向かないお子さんの場合、受験をあきらめろって言っているのではありません。
受験勉強にはいろいろな形があります。
個別指導で勉強をして、テストだけ大手塾のテストで練習するという手もあるはずです。

極端に消極的なお子さんも同じです。
当てても何も答えないお子さんは下のクラスに行くと驚くほど多くいます。
いくら詳しく、いくらやさしく説明しても、全く聞いておりませんので、
当てても全く答えません。
塾は、「何とかします」といってフォローを約束してくれることもありますが、
何も聞いていないので、結局、全部の問題をフォローすることになり、
授業に参加している時間が無駄になります。
こういったお子さんも、個別指導を検討された方がよろしいかと思います。

大手塾のシステムに乗れば、そのまま私立中学に合格できるというのは大きな誤解です。
どうしたら、この子が効率的に勉強できるのかを考えてあげてください。



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食塩水の当たり前

食塩水に水を加えれば濃度は下がります。

水を蒸発させたり、食塩を加えたりすれば濃度は上がります。

でも、食塩は100gの水には39gくらいしか溶けませんから、
濃度はどんなに高くても30%には達しません。

食塩水を混ぜ合わせるときは、濃度を平均するわけですから、
できた食塩水の濃度は、混ぜ合わせる食塩水の割合に応じて、
その濃度の間に定まります。

食塩水の一部を汲み出しても食塩水の濃度は変わりません。

こんなの当たり前じゃないかって思いますよね。
でも、この当たり前が分かっていないお子さんって驚くほど多いんですよ。
食塩水に限らず、算数全般、そしてもっと言えば、そもそも勉強って当たり前が多いんです。
こんな当たり前のことが分かっているだけで、間違いはグッと少なくなります。
要は当たり前を意識しながら問題を解くことができるかどうかです。

ただ、こんな当たり前も、はじめて知るときは当たり前じゃありません。
当たり前も、ちゃんと理由を説明しながら、一つ一つ納得させてあげましょう。



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とにかく分かることを書きだそう!

6年生のクラスで速さの問題の授業をしていたら、
子どもたちから、「こんな問題習ったことない」「こんな状況図見たことない」
っていう言葉が出てきました。
同じような状況図は過去に確実に描いたことがあるのですが、
そんなことはどうでもいいことです。
問題なのは、習ったことがない問題は解けない、見たことがない図は描けない、
という発言が出てきたことです。

記憶に頼って問題を解くことは危険です。
確かに過去にやった問題と単に数字が違うだけの同じ問題ならば、
記憶を使って問題を解くこともできるでしょう。
でも、知っている問題だと思った時は危険です。
ちょっとひねってあったり、状況設定が違っていたりすると、
間違えてしまうことも多々あります。

私だって記憶に頼って問題を解こうとすると間違えたり、できなかったりすることがあります。
問題文を読んだら、問題文から得られる情報を図や表やグラフにまとめましょう。
過去の記憶に頼らず、まっさらな気持ちで問題に向き合いましょう。
例えば、速さの問題であれば、ダイヤグラム(進行グラフ)や状況図を描いてみるんです。
そして、そこから分かることを、どんどん図に書き込んでいきましょう。
答えを出すのに必要かどうか、どのように使うかなどは考える必要はありません。
とりあえず分かることを書き出すんです。
そうすると、自然に答えに至る道筋が見えてくるはずです。

十分な時間をかけて算数に取り組んでいるのに、
依然として結果が出てこないというお子さんは、
記憶に頼って問題を解こうとしている可能性があります。
過去に解いた問題は、全部記憶にストックされています。
無理やり思いだそうとしなくても、自然に使えるはずです。
あれこれ心配することはありません。
自分の力を信じて、情報をまとめることから始めましょう。



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プラスの言葉を集めよう!

お子さんのモチベーションを高めるために、プラスの言葉を使うようにしたいですね。

でも、多くの人にとって、他人の悪いところは目についても、他人の良いところはなかなか目につきません。
ですから、他人を褒めるのはなかなか難しいことのようです。
他人を褒め慣れていない人は、いざ他人を褒めようと思っても、なかなか適当な言葉が出てこないものです。
普段から意識して他人の良いとこ探しをし、他人を褒め、元気づける言葉を使うようにしましょう。

とりあえずプラスの言葉を集めておいて、それを使う練習をしましょう。
最高、絶好調、大丈夫、へっちゃら、いい感じ、
などなど、プラスの言葉はいくらでもあります。
最初はちょっと照れ臭いかもしれませんが、慣れてくると、言っている本人も気持ち良くなってきます。

お子さんを褒めるとともに、ついでに自分も褒めてしまいましょう。
気持ちも上向きになり、良い結果が得られるはずです。



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良い授業って何だろう?

お子さんっておうちで塾の話ってしますか?

明確に不満を言っている場合以外は、
塾の話をする場合は、大体その授業が気に入っていると考えてよいのではないでしょうか。

先生によって授業の進め方はいろいろあります。
算数に関しても、淡々と解説授業を進める先生もいれば、
どんどん話が脱線する先生もいるかもしれません。
説明の仕方も、静かに必要十分な事を話し続ける先生もいれば、
身振り手振りや擬音を使ったりして進める先生もいます。
前者は静かで規律のとれたまじめな授業で、後者は騒がしいふざけた授業に見えます。

大学受験の高校生、浪人生や資格試験の社会人を相手にする授業ならば、
無駄のない効率的な授業が喜ばれることは間違いないのでしょうが、
相手が中学受験の小学生ということになると、どちらがよいかは一概には言えません。
笑っていたら知らないうちにいろいろなことが身についていたっていうのが一番良いのでしょうが、
中学受験の算数の場合、大学受験や資格試験の授業と違って、
解説だけでなく、授業の中で問題演習の時間がありますから、
そこだけは笑いながら話しながらではなく、黙って取り組んでもらいたいですよね。
切り替えが大事なんですが、その切り替えも、叱られないようにではなく、
主体的にできるようになるといいと思います。
最近は、ちょっと前に比べると、
受験生としては幼い子がどんどん増えていますから、なかなか難しいのですが、
「幸せな受験勉強、合格」の原則からぶれないように、
子どもたちができるだけストレスなく勉強に向かっていけるようにしてあげたいですね。



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好奇心を引き出してあげよう!

今朝のNHKの「あさイチ」の特集は皮むき。

新鮮な卵をゆで卵にすると、
殻をむくときに白身がはがれてしまってボロボロになってしまいますが、
それは白身に含まれる二酸化炭素が膨張して、
固まった白身が薄皮に密着してしまうからだそうです。
ゆで卵をきれいにむくためには、
この密着を防いでやればよいわけで、
そのためには、
ゆでる前に卵のお尻の部分に割りばしでちょっとひびを入れてやればよいそうです。
卵のお尻の部分には気室と言われる部分があって、
ひびを入れても薄皮には傷はつかないので大丈夫。
ゆでているうちにそのひびの部分から二酸化炭素が出ていくので密着がおこらず、
殻がきれいにむけるそうです。

とっても科学的、論理的で妙に納得してしまいました。

勉強って生活に密着していると興味がわきますよね。
多くの子たちが苦手、嫌いだという算数も、
生活の中に取り入れれば少しは興味が持てたり、
非常識な答えに気づいたりできるようになるのかもしれません。

車のナンバーを見て小町算をやってみるというのは一般的だと思いますが、
他にも、
車や電車に乗っているときにその速度を当てさせて速度を実感させる、
時速を分速や秒速に変えさせてみる、
お買い物に一緒に行ったときに、
値引きの商品の値段を計算させる、
その日のお買い物のお値段を暗算で計算させる(大体でいいんですよ)、
枚数も値段も違っているティッシュで一番お得なのはどれかを計算させる、
など、いろいろできることはあると思います。

勉強は机に向かってやることばかりではありません。
どこでも出来ます。
勿論、お子さんの好奇心の有無は重要な問題ですが、
好奇心は出てくるのを待つばかりではなく、
引き出すことだって可能なんですよ。


そして、それは親、先生の役目です。
顔晴りましょうね。



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絶対変だ!

最近思うのは、昔も今も、子どもっていうのは気軽に質問するっていうことです。
いや、私は塾の先生ですから、質問されることは何ら問題ないんですよ。
でも、質問が多いっていうのは感じますね。

授業中はいいんです。
こちらが説明していて、それが分からなければ質問する。
それは自然な姿です。
でも、家で復習していたり、過去問を解いたりしているときに、
ノートを見たり、解説を読んだりしても分からないっていうことが多い気がするんです。

確かに分かりにくい解説ってあります。
私が見ても分かりにくい解説だなあって感じることはあります。
でも、解説を読んでも分からないって変だと思いませんか?

変だ!自分が分からないわけない!絶対変だ!

いや本当に分からないって変なんですよ。
一回読んでわからなかったら、もう一回読んでみればいい。
もう一回読んでも分からなかったら、読み方を変えてみればいい。
読み方を工夫してみればいい。
絶対分かります。
苦労して分かったら絶対忘れませんし、他の問題にも応用できるようになっています。
あきらめずに考えてください。
いろいろ工夫してみてください。
必死で考えるんです。
それでもダメなら質問してください。
お気軽に質問したことはすぐ忘れますが、必死で考えた後でした質問は確実に残ります。
そして、必死で考えて分かったときの爽快感ったらなんとも言えません。

ポイントは「絶対変だ!分からないなんておかしい!」この気持ちです。



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「どうやるか」ではなく、「どうしてそうなるのか」に意識を向けよう!

ある日の授業中、一人のお子さんが「分からない」と手を挙げました。
どこから分からないのかを確認して、分からないというところについてもう一度説明を繰り返しました。
いつもならそれで分かってくれるんですが、その日はちょっと違っていました。
2度、3度説明しても分かってくれません。
一つずつ段階を分けて確認しながらゆっくり説明したところ、やっと分かってくれました。

しつこく食らいついて質問するのは悪いことではありません。
分からない子が一人いたら、他にも分かっていない子は確実にいるからです。
後で個人的に質問させるのは、実は本当は分かっていないお子さんたちを切り捨てることになります。
本当に分かれば関連問題も解けるようになるはずです。
扱う問題の数を減らしてでも、一人でも多くのお子さん、
できれば全部のお子さんが本当に分かるようにしたいですね。

先生の説明を聞いて分かったはずなのに、
家に帰ってもう一度解いてみようとするとできないというお子さんはいませんか?
「どうやるか忘れた」っていうお子さんは記憶に頼った勉強をしている子で、
先生の説明を理解はしてはいません。
塾で習ったはずのことができないお子さんには、
「どうやるか」ではなく、「どうしてそうなるのか」に重点を置いてフォローしてあげてください。
彼らは、自分が理解ではなく記憶を重視した勉強(作業?)をしていることすら気づいていません。
理解に意識を向けるように誘導してあげる必要があります。

理解が進めば必ず成績は向上します。
6年生のお子さんは残された時間はわずかです。
成績が上がらないと、どうしても「やる」だけに意識が向いてしまいますが、
算数については最後まで「どうして」に意識を向けてください。
逃げたらそこでお終いです。



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やるべきこととやり方

算数の勉強は、他教科のような暗記的な部分は多くはありません。
基本的には問題演習に尽きます。
やるべきことは、塾の授業の復習、家庭学習用教材、そして、余裕があれば補助教材です。

塾の教材については、授業で扱った問題で、間違えた問題、できなかった問題の復習が中心になります。
授業で扱えなかった問題についても、可能な限り解いてみましょう。
積み残しを作ると、勉強の進度がどんどん遅れていくことになるからです。
学年が進むほど後から追い付くのが大変になります。
できるだけ早い時期から全部やる習慣を身につけられると良いですね。

家庭学習用教材は、塾によって名称は異なりますが、
その単元についての補充問題と、計算問題、一行題に分けることができます。

補充問題もできる限りやってしまいましょう。
これについても積み残しを作らないことが大切です。

下位クラスの場合、テキストを全部扱わないことが多いので、
お子さん一人では復習しきれない場合も多いとは思います。
そんな時は、家族、塾の個別指導教室、あるいは家庭教師などによりフォローすることを考えましょう。
理解が遅いお子さんの場合、あわてないで、十分な時間をかけて確実に理解させることが大切です。
理解が遅いのは頭が悪いからではありません。
考える習慣、勉強する習慣が不足しており、慣れていないから、なかなか理解できないのです。
たっぷり時間をかけて勉強することが必要です。
(長時間勉強する必要があるのに、それができないのであれば、まず、勉強の練習から始めましょう。)

計算問題は毎日練習する必要があります。
多くをやる必要はありません。
1日、3~5題で十分です。
間違えた問題は、翌日の分にプラスしてもう一度練習しましょう。

計算が遅いお子さんには、百ます計算がお勧めです。
本屋さんで百ます計算の問題集を買ってきてコピーをしながら練習すればよいのですが、
朝夕1枚ずつが理想的です。

一行題については、塾の教材を利用すればよいのですが、
6年生の2学期になったら、入試問題を使うと良いでしょう。
有名中(SAPIX)や銀本(日能研)などを利用します。
1番や2番の計算問題と一行題を時間を計ってやってみましょう。
お子さんの実力に合わせて、
初めは簡単そうなものから、段々と難しそうなものへと進んでいけばよいでしょう。
過去問演習以外にやるのですから、たくさんやる必要はありません。
毎日5~10題も練習すれば十分でしょう。
1問にかける時間は1~3分です。
問題数と時間は自分で決めてやりましょう。
タイマーで時間を計りながらやることでモチベーションが上がります。
わからない問題は、質問するなどして確実に穴を埋めていきましょう。

これだけでも充分ですが、5年生以下のお子さんで、余裕がある人は補助教材を利用しましょう。
学研の「応用自在」や東京出版の問題集がお勧めです。
6年生になる時点で、第一志望校の入試問題が半分くらいできる状態になっていることが理想です。
6年生は過去問演習がありますから、補助教材はやる必要はありませんし、そんな余裕もないはずです。

ほとんどの受験生が正当な努力をしていません。
正当な努力を始めれば、成績は面白いように上がります。
努力が正当なものかどうか、常にチェックしながら勉強をすることが大切です。



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今日読んだ本

勉強の結果は「机に向かう前」に決まる勉強の結果は「机に向かう前」に決まる
(2013/08/20)
池田 潤

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池田潤先生の本です。
先生はまだお若いようですが、おっしゃっていることは本質を突いていると思います。
勉強のハウツー本ですが、高校生以上が対象でしょう。
ですが、中学受験生のコーチの立場にあるお父さん、お母さんにはためになる本だと思います。
「結果の出る勉強法」は私が正当な努力と呼んでいるものとほぼ重なります。
「やる気を高める技術」「集中力を高める技術」「継続力を高める技術」は他のハウツー本にはない内容ですが、
ジョセフ・マーフィー博士や斎藤一人さんがおっしゃっていることとかなりの部分で重なります。
お子さんの成績が思うように伸びないというお父さん、お母さん、
一度手に取ってごらんになることをお勧めします。



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算数嫌いをなくすために

算数が嫌いって言うお子さんが多くいます。
その割合は学年が進むほど多くなるようです。
理由は簡単です。
分からないから、点数が取れないからです。

じゃあ、どうして分からないのでしょう?
分かるための努力を途中でやめてしまうからです。
分かるために要する時間はそれぞれのお子さんで違います。
1回聞いただけで分かる子もいますが、
噛んで含めるように何回も色々な方法で説明しないと分からない子もいます。
時間がかかってもその子が頭が悪いわけではありません。
人間の能力にはそれ程差はありません。
それまで生きてきた生活の仕方、思考の習慣などが影響しているだけです。
分からなければ時間を掛けて勉強すれば良いのです。
でも、その労を惜しみ、努力をしないといつまでたっても分かりません。

分かっても点数が取れないのはなぜでしょう?
点数をとる練習をしていないからです。
基本事項が理解できたら、
基本パターンを身に付ける練習、それを使う練習をしなければなりません。
それをしないと点数は取れません。

厳しい言い方ですが、算数ができないお子さんは努力が足りません。
ただの努力ではありません。正当な努力です。

算数ができないお子さんの中には、
社会、理科に逃げるお子さんが相当数いるようです。
テストの前には社会、理科を覚えて、
手っ取り早く点数の帳尻を合わせようとするわけです。
そういうお子さんは、算数でも覚えて点をとろうとしているようです。
でも、算数は覚えても点は取れません。
せいぜい単純な基本パターンの問題が正解できるだけです。
それではいつまでたっても算数ができるようにはなりません。

6年生になっても算数ができないというお子さんは多くいます。
ただ、入試が相対評価、総合評価である以上、それでもそれなりに合格はできます。
でも、合格可能性が80%であっても、数字上は20%のお子さんは落ちるんです。
ものすごい確率です。
少しでも合格確率を上げるためには算数をできるようにする必要があります。
算数は余程力を付けていないと、点数が読めません。
受験学年でないお子さんも、今、受験学年のつもりでがんばってください。

進学塾の授業はどこの塾でもスパイラル方式で進められます。
それぞれの単元をいくつかの時期に分けて、少しずつレベルを上げながら何回も学習します。
「全部身につかなくても後でまた学習するから大丈夫です」とはよく言われることですし、
過ぎてしまったことについては自分も同じようなことを言うことはあります。
でも、それぞれの時期にその内容を確実に身に付けていかないと積み残しができてしまいますから、
次に学習するときに、上のレベルのことを身に付けることができなくなってしまいます。
少なくとも、その時、その時に学習していることを、全部確実に身に付けましょう。
できれば、補助教材を使って、1ランク上のレベルにまで進んでおきたいものです。

勉強をするときは、何を、いつまでに、どのように身に付けるのかを常に考えてください。
そして、それを確実に実行するために、
なぜ、それをする必要があるのかをお子さんと共有してください。
ただ、がんばれ、がんばれだけではお子さんも辛くなってしまいます。

分かって、できるようになれば、楽しくなります。
ゆっくりでもいいですから、十分時間をかけて勉強してください。




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何でもかんでも質問しちゃダメです。

問題を解くためには、問題文をどれだけ正確に理解できるか、
そしてその意味で日本語をどれだけ知っているかが重要です。
甘えているお子さんは問題文に分からない言葉や読めない漢字が出てくると必ず聞きます。
分かっていても確認のためにいちいち「こうだよねぇ?」って聞いてくるお子さんもいますが、
どちらも同じです。

先生が質問に答えれば、それだけでヒントを与えることになるので、
お子さんは問題が解ける確率が高まります。
お子さんはそんなときでも問題が解けたと勘違いします。

塾のテストでは質問が許されることもありますが、
本番の入試では、設問の意味はおろか漢字の読み方すら質問は許されません。
だから、お子さんが質問したときは、
それだけで、その問題はできなかった問題として処理しましょう。
質問が許されるのは、乱丁落丁があるときでけです。

とにかく独力でチャレンジしてみてから、
分からないところは辞書を調べるなり、大人に聞くなりしましょう。
習慣が大切です。


追伸です。

学年が下がるほど「この漢字まだ習ってないよ」ってよく言います。
入試では原則として小学校で習った漢字しか出題されないのかもしれません。
でも、習っていない漢字が絶対出てこないとは言い切れません。
習ったかどうかは問題ではありません。
読めるかどうかが問題です。

言葉も同じです。
すべての言葉を習うわけではありません。
習ったかどうかは重要ではなく、分かるかどうかが問題です。

勉強は入試のためだけにしているわけではないはずです。
勉強は生きる力をつけるためにしています。
幸せになるためにしています。
知らないことは知る必要があるし、知れば良いのです。
自分ができないことを正当化する言い訳をしても何の得もありません。
できないことはできるようになった方が、
分からないことは分かるようになった方が得です。
言い訳を考えるよりも一つずつできるようにしていきましょう。



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図形問題が苦手なお子さんは…

図形問題を苦手とするお子さんが多いようです。
今年もまた、例年通り同じような相談を受けました。

平面図形は2次元の話ですからそれほどバリエーションは多くはありません。
立体図形は平面図形より一つ次元が多いので、
平面図形よりは多くのバリエーションが考えられますが、
それでもそれは限られたものです。
新作問題と言えるような問題は多くはなく、
そのほとんどが過去にどこかで出題された物の焼き直しです。

ですから、図形問題が苦手なお子さんは、
とにかく沢山の図形に関する入試問題に接してください。
一つでも多くのパターンを身に付けることで得点力がアップします。
材料は何でも構いません。
毎日2問ずつ解き続けましょう。
しばらくすると初見の問題に対しても、
「同じような問題やったことがある」とか、
場合によっては「この問題知ってる」「この問題やったことがある」となることがあります。
そのくらいまで練習を続ければ、基本パターンが身についてきたと言えます。



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改めて過去問演習のやり方

過去問演習において一番重要なことは過去問を知るということです。
誘導のかけ方や基礎点(※参照)となる問題とそれ以外の問題の配置の仕方など設問の作り方を知る、
要求される知識の範囲を知るということです。

でも、子どもたちが過去問演習をするときは、どうしても解法に目が行ってしまうようです。
解説を理解することは重要ですが、解説を覚える必要はありません。
解説が理解できたら、自分が普段使っている方法で解き直してみれば良いのです。

子どもたちに間違えた問題、解き直した問題について尋ねると、
「確か解説にこう書いてあったよ」って言う子が結構多いのです。
これではダメです。
通常、少なくとも算数ではまったく同じ問題は2度と出題されませんから、
解法を覚えても得点力は上昇しません。
間違えた問題については、自分が先生になったつもりで解説授業ができるかどうかを確認してください。
どう解くかだけではなく、
どうしてそう解くのか、出題者はどういう意図でその出題をしたのか
を説明できるかチェックしましょう。

合格のために一番大切なのは確実に過去問です。
しかし、過去問だけでは合格できないのもまた現実です。
過去問から基本に戻ってください。
解法の基本パターン、関連知識を確認、補充しましょう。
正当な努力を続ければ確実に合格は近づいてきます。


※基礎点とは学校側がこれは当然できなければいけないと考えた問題のことを言い、
これができないと合格が困難になります。
これ以外の問題が合否を分ける問題です。
基礎点が確保できた上で、合否を分ける問題のうちのどれだけができるかが勝負です。



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 感謝しています。
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Author:新鮮太郎
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指導歴 30年以上

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