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中学受験・幸せな合格|幸せな合格研究所

幸せな合格研究所が幸せな合格を実現するためにお役に立つ情報をご提供します。たまには、脱線もありますが…。

君の志望校はどこ?

1、2年生は当たり前として、3、4年生の子に志望校がどこか尋ねても、
明確な答えが返ってこないお子さんが多いです。
中には5年生くらいでも志望校がないというお子さんもいます(驚!)。

志望校、つまり目標がないと人間ってなかなかがんばれません。
ママが行けっていうから塾に行っているけど、勉強なんか面白くないとか、
塾の授業は面白いけど、宿題は面倒くさい、なんていうお子さんも多くいます。

勉強の効率を上げるためにも、できるだけ早く志望校を決めてください。
一つでなくてもいいんです。
いくつか行きたい学校があって、成績が上がっていったら、目標をどんどん変えていったらいいんです。
だから最初は目標は謙遜せずに少し高めに設定したっていいんです。
学校は偏差値で決めずに、通いたいと思うかどうかで決めましょう。

そのためには、親御さんがいくつも学校を見に行って、
お子さんを行かせたいと感じた学校にお子さんを連れていくのもいいでしょうし、
お子さんの自主性を尊重したいのならば、
最初からどんどん家族で学校を見に行くといいでしょう。
3~4年生からどんどん学校めぐりをしましょう。

目標が決まれば顔晴れます。
成績が上がってくればより顔晴れます。
スランプに陥っても、家族が同じ方向を見ていれば顔晴れますよ。





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くれない族にさせないで!

叱られたい若者たちが増えているそうですね。

叱ってくれる人がいないと、自分がどっちへ行ったらよいのかわからないから
誰かに叱ってもらいたいのだそうです。
「~してくれない」「~してもらえない」という、所謂「くれない族」が増えているということでしょう。

「叱る」と「怒る」は辞書的にはほとんど同じ言葉のようですが、
私の理解では、
「叱る」は相手中心で、相手を正しい方向へ導いてあげようという愛が伴っています。
「怒る」は自分中心で、ただ自分の感情をぶちまけているだけで愛は伴いません。

そうだとすれば、怒られるより叱られるほうがよっぽどいいわけですが、
問題は、叱ってくれる人がいないとどちらへ行ったらよいのかが分からないということです。
どうして、自分で探っていかないんでしょう?
間違えたっていいじゃないですか?
間違えたら、前に戻ってもう一度やり直せばいいんです。
そういった体験的学習を積み重ねていかないと、
いつまでたっても自分で決定できない指示待ち人間になってしまいますよ。

お子さんの勉強でも同じです。
お子さんが解いているのを見ていると、スタートから間違っていることがあります。
私は基本的に短気ですから、どうしても、「ちがってるよ」って言いたくなるんですが、
そこはじっと我慢です。
とりあえず、行けるところまで行ってもらって(間違っていますから、最後までいけないことが多いです)、
どこが間違っていたかを考えてもらいます。
それをしないと、いつまでたっても、数値替え問題しか解けるようにはなりません。
計算ミスもできるだけ自分で発見してもらいます。

どうしても、間違いが分からないときは、ヒントを与えます。
指導するわけですね。
ここでも、叱ったり、ましてや怒ったりはしません。教えるだけです。
ヒントを与えてもダメなときは、根本的な理解ができていないことが多いですから、
もう一度教えます。

人を教育するのに、怒ったり、叱ったりする必要なんてありません
でも、それはほめることだけで育てようって言っているわけではありません。
相手には成功も失敗も体験させつつ、必要に応じて教えてあげようということです
ただ、全部教えていると、また教えてくれることを期待した待ちの人間になってしまいます。
さじ加減が難しい所です。

子供は大人の力で「くれない族」にさせないことができるはずです。



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塾との付き合い方

もう少しすると次年度の入塾説明会が始まります。
入塾説明会は必ず参加してくださいね。
いくら有名中学に対して実績のある塾であっても、
すべてのお子さんに合っているとは言えません。
とりあえず入塾はしてみたけれども、
合わないからという理由で塾を変わられるご家庭が必ずあります。
積極的な理由で転塾する場合は別として、
消極的な理由で転塾する場合の多くはうまくはいきません。
必ず複数の塾の説明を聞き、その中から入塾する塾を決めてください。

入塾はできるだけ年度初めからにしてください。
途中から入っても良いのですが、
多くの場合、追いつくのが大変です。
途中入塾の場合、大手塾ではいくつもクラスがあって、
できないことを前提とした下位クラスからスタートすることになると思いますが、
実際にはクラスを挙げることはなかなか困難です。
下位クラスは、下位クラス生用の授業しか行われませんし、
下位クラスに所属する多くの子は向上心に欠けます。
そんな中で、一人がんばってクラスを上げるのは非常に困難です。

はじめたなら、全力で走り続けてください。
算数は積み重ねの教科です。
1回くらい良いだろうと、ちょっと手を抜くと、
たちまち分からなくなります。
残念ながらそうなってしまったときには、
追いつくまでは、家庭で付きっ切りで面倒をみるか、
あるいはしばらく家庭教師や個別指導に頼るしかないですね。
フォローが遅れれば遅れるほど、バックアップは困難になってきます。

お子さんの勉強をしっかり管理するためには、
先生と頻繁にコミュニケーションをとってください。

お子さんをお迎えに行くたびに「今日はどんなかんじでしたか?」って
聞いてみるだけでも全然違いますよ。
先生から連絡を取るのは、問題の多いお子さんです。
多少問題ありのお子さんがいても、
それより大きな問題を抱えたお子さんがいるときには、
先生はそちらを優先します。
その結果、小さな問題は次第に大きくなり、
先生から連絡が来るときは、問題点がかなり大きくなってからということも良くあることです。
手遅れになる前に自分から動くことが大切です。



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テストはできるだけ受けよう!

テストは自分の不足しているところを教えてくれる宝箱ですから、
積極的に活用しましょう。

4年生以上になると、ほとんどのお子さんが大手塾に通いますから、
月に1~2回はテストを受けると思います。
でも、3年生以下のお子さんの場合、
なかなかテストを受ける機会がありません。
そこで、大手塾が開催する無料テストを利用されることをお勧めします。

テストは慣れの部分が大きいので、経験を積むことは大切ですし、
何よりも自分の足りないところを明らかにしてくれるという点でも有益です。

機会があれば、片っ端から受けてみることをお勧めします。
そして、それが、将来入塾するかどうかの判断材料にもなります。

問題は、無料テストを受験すると、
その後、入塾する気のない塾からもお誘いの電話が頻繁にかかって来るということですが、
無料テストを受験したから入塾しなければならないということはないので、
軽く流していただければよろしいと思います。

4、5年のお子さんも色々な形式のテストに慣れるという点では、
他塾の無料テストを受験してみる意味はあると思います。
時間があれば、受験してみると良いでしょう。

6年生のお子さんは、毎週のようにテストがあるはずですから、
お通いの塾のテストと過去問演習に集中してください。

勉強はできないことをできるようにすることです。
音楽やスポーツだって、できないところを集中的に練習しますよね。
その意味では、勉強でも、テストはできるだけ多く(少なくとも週に1回は)受験して、
できなかったところを集中的に練習して身につけていくという方法をとることが効率的です。
昔は、毎週日曜日はテストの日となっている塾が多かったのですが、
最近は、社会の流れやご家庭の要望などなどによって、
塾のテストの回数も減ってきています。
今一度勉強の方法を考え直す時期に来ているのではないでしょうか?

復習する時間がないなんて言っていないで、チャンスがあれば、
テストはどんどん受けてください。

復習は時間があったらするのではなく、時間をつくってやるものです。



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どういうつもりで家庭教師を依頼していますか?

この時期の家庭教師の依頼は、
志望校と偏差値が20ポイントくらい離れているというケースが多々あります。

先日、センターから回ってきたお仕事の依頼は、
小学校3年生から大手塾に通っており、現在6年生、
4教科の総合偏差値は30台半ば、
一番悪い教科は偏差値20台で、
志望校は偏差値50前後の学校ばかりでした。

合格できる可能性がないわけではありませんが、
かなり難しいことは誰の目にも明らかです。

問題は成績(偏差値)が悪い(低い)ということではなく、
3年生から塾に通っていながら、なぜ今この成績なのでしょう?
今までの3年間は何だったのでしょう?
いくらでも立て直す機会はあったはずです。
どこの中学でも良いということであるならば、
偏差値にして15~20も高いポイントの学校を希望したりはしないはずです。
結局は、勉強はしたくはないけれども、
それなりの学校には行きたいという、
典型的なわがままなタイプで、
ほぼ確実に受験に失敗するタイプです。

今までの受験に対する親子そろっての甘い態度については、
今となってはどうしようもありませんから、
改めて今後のことを考えましょう。
本気で中学受験するのか、それとも高校受験に切り替えるのか、
あるいは、有名無名を問わず、色々な学校を見に行って、
お子さんにとって、本当に適正な学校を見つけるのか、
今すぐ決めてください。
その上で家庭教師の先生を依頼しましょう。
ただ闇雲に高い先生を依頼しても効果が上がるとは限りませんよ。



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久しぶりに生徒さん募集のお知らせ

今年も家庭教師の生徒さんを募集いたします。
申し訳ありませんが、塾の仕事の関係で、以下の時間帯だけに限らせていただきます。
移動の時間もありますので、具体的な時間帯は明示いたしかねますことをご了承ください。

土曜日、日曜日の午前中を中心とした早い時間帯
ただし、塾のイレギュラーの仕事が入る場合は、曜日、時間帯を変更していただくか、
休講となりますことをあらかじめご了承ください。

興味をもたれた方は、メールフォームからご連絡ください。 
こちらから折り返しご連絡を差し上げます。

よろしくお願い申し上げます。



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できるから好きなんです。できる範囲を広げていきましょう!

テニスの錦織選手、がんばりましたね。
おめでとうございます。
素晴らしかったのですが、
本人はきっとものすごく悔しい思いをしているんでしょう。
悔しさを感じるのは、
できるはずのことができなかったと本人が感じているからです。
近い将来、四大大会のいずれかで、
きっと頂点に立ってくれるものと信じています。

さて、その錦織選手、
才能もさることながら、
人一倍の努力をしているはずです。
どうして、世界ランカーになれるほどの努力ができるんでしょう?
それは、きっと彼がテニスを好きだからです。
じゃあ、なぜテニスが好きなんでしょう?
テニスが上手だったからです。
うまくできることって、やっていて楽しいですよね。
もっと上にいけるという期待が持てるのなら、
どんどん努力できます。


勉強も同じです。
算数ができる子は、算数の問題を解くのが楽しいので、
どんどん算数の問題を解き続けます。
その結果、算数の力がどんどん伸びていきます。
できるところから始めましょう。
ノートルダムの渡辺和子先生もおっしゃってます。
あなたは計算問題しかできないのね。」じゃなく、
あなたは計算問題ならできるのね。」って言ってあげましょう。
「計算問題ができるのなら、この文章題だってできるはずです。」
って、できる範囲を少しずつ広げていってあげましょう。
別に算数ができていなくたっていいんです。
「あなた、国語ならできるのね。だったら、算数だってできるはずよ。」
と、少しずつ算数の方もできる問題を増やしていきましょう。

ちょっと話はそれますが、
算数も多くは読解力勝負です。
国語ができる子は、確実に算数もできるようになります。
逆も言えます。
「うちの子は文系タイプだから」なんて言わないで、
やってみることです。

ポイントは、結果を焦らないことです。
本当は練習が足りないだけなのに、
本人の中に苦手意識があると、
なかなかできるようになってはいきません。
ゆっくり時間をかけてやっていきましょう。
少しできるようになれば、
「じゃあ、もう少しやってみようかな。」っていう気になります。
そうなれば、あとは加速度的に学力は伸びていきます。
ただ、だからといって、ご家族が焦ってはいけませんよ。
なかなか加速しなくても、ゆっくり待つことが大切です。

時間さえあれば、誰でもトップ校に合格できる力をつけることはできるはずです。
ゆっくり、あわてず進んでいきましょう。
そのためには、長い時間を用意することが必要です。
塾はペースメーカーになってはくれますが、
塾のペースに振り回されてはいけません。
塾のペースを基本にしながらも、
お子さんの不足している力をじっくり補っていきましょう。
どれだけ時間をかけられるかが勝負を分けます。



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時には立ち止まって考えよう!

2人の児童が自ら死を選んだというニュースを観ました。
中学受験を控えて、お友達には「疲れた」と漏らしていたそうです。

もう少し別の選択はできなかったのでしょうか?


苦しみの峠にいるとき、そこからは必ず下り坂になります。
死にたいと思うほどに苦しいとき、
「苦しいから、もうちょっと生きてみよう」とつぶやいてください。


ノートルダム清心学園理事長の渡辺和子先生のお言葉です。
また、渡辺先生は、こうもおっしゃっています。

目標を立てることは易しくても、
達成への道のりは厳しく、倒れることもあるでしょう。
でも、歩き続けること、倒れたら立ち上がって、
また歩き続けることが大切なのです。

時には立ち止まって休んでもいい。
再び歩き出せるかが、目標達成の分かれ道。



2人の児童はどうして立ち止まれなかったのでしょう?
中学受験なんて、
人が生きるということからしたら、大したことではありません。
失敗しても命を取られることなんかありませんし、
途中でやめても、人としての価値が下がるわけでもありません。
何か言う人もいるかもしれませんが、そんなこと関係ありません。
言いたい人には言わせておけばいいんです。
とにかく、中学受験なんて、命をかけてやるものではありません。

でも、きっと、2人の児童は命をかけるほど追い込まれてしまったのでしょう。
死を選んだ2人には、ほかの選択肢はなかったのだと思います。


頑張らないでください。
頑固を引っ張ると不幸になります。


顔晴りましょう。
晴れ晴れとした顔で楽しんでやれば、きっとうまくいきます。



顔晴ってやれるくらいでなきゃ、幸せな受験なんてできませんし、
ましてや、幸せな合格なんて手に入りません。
疲れたら、しばらく休んでみましょう。
しばらく休んで、またやる気になったら歩き出しましょう。
やる気にならなかったら、やめてしまっても構いません。
塾の授業は速いので、休んでいると、おいていかれて、
すぐ分からなくなってしまうって心配する人もいるかもしれません。
でも、それが何ですか?
命をおとすより余程良いのではありませんか?

自ら命を断てば、家族など周りの人にも悲しみを与え、迷惑もかけます。
生きたくても生きられない人に対しても失礼です。
何よりも、自分で修業内容まで決めて生まれてきたはずなのに、
それを途中で投げ出してしまっては、
自分で決めた約束を破ることになってしまうのです。


あなた、あるいは、あなたのお子さんは
顔晴れていますか?




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ある授業例・子どもたちに学んでほしいこと

AがBに400円わたすと、Bの持っているお金の方が700円多くなりました。
最初、AはBよりいくら多く持っていましたか。


こういう問題は線分図で情報を整理すると分かりやすいんですが、
お金が移動する前、AがBよりどのくらい多くお金を持っていたか分からないですから、
最初の状態を線分図に表すのは難しいですよね。
でも、お金が移動した後の状態なら分かりやすいんです。
だから、とりあえず結果の状態から線分図に描いていくことにしましょう。

キャプチャ2

こんな感じですよね。
じゃあ、どうしてこんな状態になったのでしょう。
AがBに400円あげたからですね。
そこで、線分図を最初の状態にもどしてみることにします。
Bは最初、今の状態より400円少なかったのですね。
Bの線分図を400円分短くしましょう。
そのときに、400円の長さは700円の長さとのバランスを考えながら決めましょう。
Aは最初、今の状態より400円多かったのですね。
Aの線分図を400円分長くしましょう。
700円がこのくらいですから、400円はこのくらいですよ。

キャプチャ

最初の状態が線分図で表せましたね。
最初のAはこれで、最初のBはこれですから、2人の値段の違いはもう分かるでしょ?


たとえば、こんな風に授業が進んで行った場合、
この問題から学んでほしいのは次のようなことです。

① 情報を整理すること
簡単な問題なら良いのですが、学年が進んで問題が複雑になってくると、
問題文を読んだだけでは、情報の把握が困難になってきます。
情報はどんな形でもよいので紙に書いて、目に見える形でまとめましょう。
難しい問題になったら書くというお子さんもいますが、
そんなに器用なお子さんは多くはありません。
普段から、情報をまとめる練習をしておきましょう。

② 問題を解くとき、情報を整理するときは分かるところから
問題を解くときは時系列に沿って解いていかなければならないわけではありません。
時系列を逆にたどっていかなければならない問題は意外と多いですね。
どこでもよいので、分かるところから処理していきましょう。

③ 図を描くときはできるだけ正確に
図を描くときは、比率などはできるだけ正確に描きましょう。
その方がイメージが広がります。
勿論、例外的に、図のある部分だけを取り出して、極端に強調して描く場合もあります。
でも、それは根拠があって、意図的にする場合です。
原則は、できるだけ正確にです。

問題の解き方を理解してほしいのは言うまでもありませんが、
それに加えて、上の3点を学んでほしいと思い、
それを強調しながら授業を進めています。
そして、それさえ分かってくれれば、単純な数値替え問題は言うまでもなく、
ちょっと設定を変えたり、形を変えただけの問題なら、
簡単に解くことができるはずです。
先生がこの問題で何を教えたいのかを考えながら授業に参加しましょう。
それが分かるようになれば、成績はどんどん伸びていくはずです。

もっとも、そうは言っても、単純な数値替え問題すらできないお子さんは多くいます。
初めの問題の数値替え問題であれば、結果から線分図を描かず、
時系列に沿って描こうとするお子さんもいます。
説明は聞いていたはずなんです。
でも、なかなかできないんです。
理由はいろいろあるとは思いますが、
こちらはお子さんたちに分かってもらわなければなりません。
○○ちゃんが分かったんだから、君も分かるはずです、とは言えません。
手を変え、品を変え、工夫して説明を繰り返します。
修行は続きます。



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プロフィール

新鮮太郎

Author:新鮮太郎
プロフェッショナル家庭教師にして中学受験進学塾講師

指導歴 30年以上

指導教科 中学受験算数

家庭教師
生徒さん募集中です。
知識、思考方法、勉強の仕方など、単純に点数を取るだけでなく、生きる力につながる指導をいたします。
短期、長期いずれの指導依頼もお受けいたします。
一緒に志望校合格を勝ち取りましょう。
リンク先にある「筑駒、開成、麻布、桜蔭など超難関中学合格講座|幸せな合格研究所」をご覧になり、お問い合わせください。
お問い合わせは、下記のメールフォーム、あるいは、私のメールアドレスのいずれにいただいても結構です。

よろしくお願い申し上げます。

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