難関校に合格するために!
2012-04-22
難関校に合格するために必要な事、ものってなんですか?
某掲示板で、「ここにいて合格できるのか?」という主旨の書き込みをいくつか見ました。
ちょっと考えてみましょう。
(1)ハイレベルで良質な授業
(2)良質なテキスト、テスト
(3)切磋琢磨できるライバル
これらがよくあげられるものですね。
(1)ハイレベルで良質な授業
ハイレベルって何ですか?難度の高い問題を扱うことですか?
良質って何ですか?子どもが満足するってことですか?
どうもはっきりしませんよね。
しかも、中学受験の塾って先生を選べないのが一般的ですよね(「○○先生の~講座」みたいな冠講座がないっていうことです)。
私が考えるハイレベルで良質な授業とは、ポイントを押さえて基本をしっかり説明してくれる授業、子どもをやる気にさせてくれる授業でしょうか?
塾の先生はプロですから、難度の高い問題にも当然すぐに対応できるはずですが、「自分は問題は解けないけれども、子どもを合格させることはできる」と豪語する先生もいますので、それは必須条件ではないのかもしれません。
「子どもをやる気にする」を「子どもにやらせる」と混同してはダメですよ。やらされ感があると、モチベーションが下がったり、反発心が起こることがありますからね。
もう1つ。延長授業をありがたいと思い、熱心な先生だと評価する方が多いのですが、プロなら時間内にやるべきことをきちんと伝えることができなきゃダメです。まあ、物の見方ですから異論はあると思います。ただ、お迎えに来ている保護者がいることも考えると、時間内に終えるのが礼儀だと思います。
(2)良質なテキスト、テスト
どの塾のテキストも、過去の入試問題を検討して、基本パターンをカバーしています(網羅しているかどうかは?です)から大差ありません。
差があるのは、学校別対策です。
ある塾は、当該学校の過去問(数値替え)をとにかくやりまくるためのテキストです。数値替えですから、自分で過去問を解いていても有益です。これで、ポイントを突いた解説がされていれば、あとは自分で時間を計って過去問演習をするだけです。
別の塾は、当該学校の過去問を扱わず、出題傾向の似た別の学校の入試問題を編集したテキストを使います。子どもが手に入れることが困難な古い入試問題までを家庭学習用テキストとして配布してくれることもありますが、なぜ授業で当該学校の過去問をあえて避けるのかの理由は分かりません。
この場合は、塾で、古い入試問題のコピーを頼むなり、古い過去問集を借りて自分でコピーするなりして対策をする必要があります。
過去問は、来年出題される入試問題に最も近いものと言えます。十分検討しておかないと、検討している子(塾)に後れを取ります。何とか自分でカバーしましょう。
(3)切磋琢磨できるライバル
これは合格者が多い塾の方に軍配が上がります。ライバルが身近にいなくても合格は可能なのですが、やっぱりいた方がモチベーションが上がりますね。特に子どもの場合、見える範囲がすべての世界となりがちです。目に見える範囲にライバルがおらず、大して努力をしなくてもトップを維持できると、つい力を抜いてしまいがちです。
ただし、目標を高く持つことを子どもに話し、時には他流試合をするなどすればカバーできるかもしれません。
難関校に合格するためには、結局、その子の在り方です。
開成中に進学したからといって全員が東大に進学できるわけではありません(その必要もありません)。
中学受験では評価の低い学校からも昨年は東大理Ⅲに合格は出ています(もっとも、その子は学校に頼らず、自分で予備校に通って合格したっていう話ですが…)。
また、開成や桜蔭でも、学校の授業だけで東大に進学する子もいるし、予備校のお世話になる子もいます。数年前に松山の愛光から理Ⅲに進学した2人の生徒さんが、ともに学校の予習、復習しかしなかったと合格体験記に書いていたのが印象的でした。
合格の仕方は人それぞれです。
やるべきことをきちんとやれば、どこにいたって合格できます。
環境が与えられても、やらなければ合格できません。単純な事です。
某掲示板で、「ここにいて合格できるのか?」という主旨の書き込みをいくつか見ました。
ちょっと考えてみましょう。
(1)ハイレベルで良質な授業
(2)良質なテキスト、テスト
(3)切磋琢磨できるライバル
これらがよくあげられるものですね。
(1)ハイレベルで良質な授業
ハイレベルって何ですか?難度の高い問題を扱うことですか?
良質って何ですか?子どもが満足するってことですか?
どうもはっきりしませんよね。
しかも、中学受験の塾って先生を選べないのが一般的ですよね(「○○先生の~講座」みたいな冠講座がないっていうことです)。
私が考えるハイレベルで良質な授業とは、ポイントを押さえて基本をしっかり説明してくれる授業、子どもをやる気にさせてくれる授業でしょうか?
塾の先生はプロですから、難度の高い問題にも当然すぐに対応できるはずですが、「自分は問題は解けないけれども、子どもを合格させることはできる」と豪語する先生もいますので、それは必須条件ではないのかもしれません。
「子どもをやる気にする」を「子どもにやらせる」と混同してはダメですよ。やらされ感があると、モチベーションが下がったり、反発心が起こることがありますからね。
もう1つ。延長授業をありがたいと思い、熱心な先生だと評価する方が多いのですが、プロなら時間内にやるべきことをきちんと伝えることができなきゃダメです。まあ、物の見方ですから異論はあると思います。ただ、お迎えに来ている保護者がいることも考えると、時間内に終えるのが礼儀だと思います。
(2)良質なテキスト、テスト
どの塾のテキストも、過去の入試問題を検討して、基本パターンをカバーしています(網羅しているかどうかは?です)から大差ありません。
差があるのは、学校別対策です。
ある塾は、当該学校の過去問(数値替え)をとにかくやりまくるためのテキストです。数値替えですから、自分で過去問を解いていても有益です。これで、ポイントを突いた解説がされていれば、あとは自分で時間を計って過去問演習をするだけです。
別の塾は、当該学校の過去問を扱わず、出題傾向の似た別の学校の入試問題を編集したテキストを使います。子どもが手に入れることが困難な古い入試問題までを家庭学習用テキストとして配布してくれることもありますが、なぜ授業で当該学校の過去問をあえて避けるのかの理由は分かりません。
この場合は、塾で、古い入試問題のコピーを頼むなり、古い過去問集を借りて自分でコピーするなりして対策をする必要があります。
過去問は、来年出題される入試問題に最も近いものと言えます。十分検討しておかないと、検討している子(塾)に後れを取ります。何とか自分でカバーしましょう。
(3)切磋琢磨できるライバル
これは合格者が多い塾の方に軍配が上がります。ライバルが身近にいなくても合格は可能なのですが、やっぱりいた方がモチベーションが上がりますね。特に子どもの場合、見える範囲がすべての世界となりがちです。目に見える範囲にライバルがおらず、大して努力をしなくてもトップを維持できると、つい力を抜いてしまいがちです。
ただし、目標を高く持つことを子どもに話し、時には他流試合をするなどすればカバーできるかもしれません。
難関校に合格するためには、結局、その子の在り方です。
開成中に進学したからといって全員が東大に進学できるわけではありません(その必要もありません)。
中学受験では評価の低い学校からも昨年は東大理Ⅲに合格は出ています(もっとも、その子は学校に頼らず、自分で予備校に通って合格したっていう話ですが…)。
また、開成や桜蔭でも、学校の授業だけで東大に進学する子もいるし、予備校のお世話になる子もいます。数年前に松山の愛光から理Ⅲに進学した2人の生徒さんが、ともに学校の予習、復習しかしなかったと合格体験記に書いていたのが印象的でした。
合格の仕方は人それぞれです。
やるべきことをきちんとやれば、どこにいたって合格できます。
環境が与えられても、やらなければ合格できません。単純な事です。
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