他人の話を聞く能力
2012-04-28
最近、まちがった文法の日本語を話しても全く気にならない、
というお子さんが多いのには驚かされます。
私などは、テレビでラ抜き言葉が話されると、
それだけで気持ちが悪くて仕方ないのですが、
塾の子どもたちは、それに対して「どうして?」って言うんですよ。
まあ、言葉は移り変わるものですから、仕方ないのかもしれないんですけどね。
それにしても、テレビのラ抜き言葉には通常正しい言葉の字幕が入るんですが、
先日、某民放局ではラ抜き言葉の字幕が入っていたのにはのけぞりました。
「~だし」で言葉を終わるのもそうです。
「~だし、何?」って聞くと、「…」です。
「『~だし』ときたら、『~だし、~だ』と続かなきゃ変でしょ?」って言うと、
「~だしです」ときました。もう???です。
ところで、以前からその傾向はあったのですが、
最近は、他人の話を聞く能力の劣るお子さんが多いのにも驚かされます。
こちらの質問に対応した応答ができない子が多いのです。
今日は3年生の授業だったから、ある程度仕方ないのですが、
「AとBの関係について気付いたことを答えましょう」って言われて、
「Aは~だけど、Bは~」と答えるお子さんが多いのです。
聞かれているのは「関係」です。
まあ、一人だけ完璧に答えられたお子さんがいて、そっちが却って驚きだったんですが…。
「『今日はどうやって来ましたか?』って聞かれて、
『たまご焼きが好きです』って答えたら変でしょ?」って言ったら笑っていたので、
分かってくれたのだと思います。
また、例えば「正比例ってなに?」って聞くと、6年生でも、
「一つが×2、×3になると、もう一つも×2、×3になる。」って答えます。
私が聞いたのは、正比例の定義です。
ですから、答えは体言止めにならないと変なのです。
正解は、
「一方(xでも可)が2倍、3倍、…となるにつれて、
もう一方(yでも可)も2倍、3倍、…となる関係」です。
ポイントは「…」と「関係」が入るかどうかです。
また、他人の話を全く聞かないお子さんもいますね。
休憩中に私に話しかけてきたお子さんがいたので、
返事を返し、こちらも質問してみたのですが、
私の質問には返事もせずに去って行きました。
ただ、話を聞いてほしかったのだろうと思うのですが、
受験生である前に、人としてどうかと思います。
勿論、受験という点からも、
相手の立場に立てないということは、
出題意図をとらえられないだけでなく、
国語の心情理解も困難になると思います。
細かいことかもしれませんが、普段の会話がいいかげんだと、
相手の質問の意図をとらえる力が養われません。
普段から、正しい日本語を使うよう指導したいですね。
また、語彙を増やすためにも、
親御さんもお子さんに正しい日本語で話す機会を持っていただきたいと思います。
少なくとも、私の周りにいる子どもたちは、
6年生も含めて語彙力があまりにも乏しいと言わざるを得ません。
というお子さんが多いのには驚かされます。
私などは、テレビでラ抜き言葉が話されると、
それだけで気持ちが悪くて仕方ないのですが、
塾の子どもたちは、それに対して「どうして?」って言うんですよ。
まあ、言葉は移り変わるものですから、仕方ないのかもしれないんですけどね。
それにしても、テレビのラ抜き言葉には通常正しい言葉の字幕が入るんですが、
先日、某民放局ではラ抜き言葉の字幕が入っていたのにはのけぞりました。
「~だし」で言葉を終わるのもそうです。
「~だし、何?」って聞くと、「…」です。
「『~だし』ときたら、『~だし、~だ』と続かなきゃ変でしょ?」って言うと、
「~だしです」ときました。もう???です。
ところで、以前からその傾向はあったのですが、
最近は、他人の話を聞く能力の劣るお子さんが多いのにも驚かされます。
こちらの質問に対応した応答ができない子が多いのです。
今日は3年生の授業だったから、ある程度仕方ないのですが、
「AとBの関係について気付いたことを答えましょう」って言われて、
「Aは~だけど、Bは~」と答えるお子さんが多いのです。
聞かれているのは「関係」です。
まあ、一人だけ完璧に答えられたお子さんがいて、そっちが却って驚きだったんですが…。
「『今日はどうやって来ましたか?』って聞かれて、
『たまご焼きが好きです』って答えたら変でしょ?」って言ったら笑っていたので、
分かってくれたのだと思います。
また、例えば「正比例ってなに?」って聞くと、6年生でも、
「一つが×2、×3になると、もう一つも×2、×3になる。」って答えます。
私が聞いたのは、正比例の定義です。
ですから、答えは体言止めにならないと変なのです。
正解は、
「一方(xでも可)が2倍、3倍、…となるにつれて、
もう一方(yでも可)も2倍、3倍、…となる関係」です。
ポイントは「…」と「関係」が入るかどうかです。
また、他人の話を全く聞かないお子さんもいますね。
休憩中に私に話しかけてきたお子さんがいたので、
返事を返し、こちらも質問してみたのですが、
私の質問には返事もせずに去って行きました。
ただ、話を聞いてほしかったのだろうと思うのですが、
受験生である前に、人としてどうかと思います。
勿論、受験という点からも、
相手の立場に立てないということは、
出題意図をとらえられないだけでなく、
国語の心情理解も困難になると思います。
細かいことかもしれませんが、普段の会話がいいかげんだと、
相手の質問の意図をとらえる力が養われません。
普段から、正しい日本語を使うよう指導したいですね。
また、語彙を増やすためにも、
親御さんもお子さんに正しい日本語で話す機会を持っていただきたいと思います。
少なくとも、私の周りにいる子どもたちは、
6年生も含めて語彙力があまりにも乏しいと言わざるを得ません。
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