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中学受験・幸せな合格|幸せな合格研究所

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むずかしい人間関係

中学受験の塾には先生である大人と生徒である子ども、大人同士、子ども同士の様々な人間関係があります。
人間が2人いれば、気持ち良い関係が生まれたり、不愉快な関係が生まれたりします。
人間が3人いれば、いじめが生じます。
それは、大人と子ども、大人同士、子ども同士のいずれの関係でも同じです。
誰もが良好な関係を望み、良くない関係を避けようとします。
もっとも、良くないかどうかの認識は人によって必ずしも一致するとは限りませんので、
無意識に人を傷つける行為をし、やった本人は気付かないということも起きます。
ちょっと困ったところです。


大人同士の関係は、分別のある大人同士のことだから、それ程問題にもならないような気もします。
最近は就職状況も良くないので昔とは少し事情は違うかもしれませんが、
塾の講師は、学力は高いけれども、人間的には色々問題のある人が多いと言われています(自戒を込めて)。
つまり普通に就職はできないからやむなくこの職に落ち着いたという人が多いわけです。
最近の就職事情を考えると、「学力は高いけれども」の部分もちょっと怪しいかもしれません。
私も、子どもに間違った説明をしている講師を見て、我慢ならず口出しをしてしまったことがあります。

基本的には講師は一人一人独立した存在ですから、他の講師に口は出すべきではありません。
アドバイスしたり、お願いしたりするときは、よほど慎重に言葉を選ぶべきです。
(人の授業に文句を言ったりすることなどはあってはなりません。)
でも、もともと人間的に問題のある人の集団ですから、それができない人が多いですね。


大人同士の関係は、受験生を持つ親御さんにはあまり関係のある話ではありませんが、
塾の講師がどういう人間かを知っていただくためにお話ししました。


子ども同士の関係は、未熟な人間同士の関係ですから(大人といえども未熟ですけど…)、遠慮なしです。
自分がされて嫌なことを人にするなんてことは日常茶飯事です。
「あなたのその行為(様々です)止めて!」「うるさいから静かにして!」
ってお友だちから言われても意に介さない子が多すぎます。
中には「何で?」と平気で聞き返す子もいます。
相手は嫌だから、その子にやめるように言っているのです。
そんなことも分からないのは、幼すぎるか、成長の仕方に問題があるとしか言いようがありません。

よく大人になってから
「俺も子どもの頃は無茶したなぁ」なんて懐かしそうに(?)昔を振り返る大人がいますが、
それは恥ずかしいことであって、懐かしい思い出なんかではありません。
自分が昔不良だったとか、校内暴力の関係者になったことがあるとか、
いじめをしたことがあるなんてことを平気で話をする人の気がしれません。
それはやすやすと話せることではなく、その人が一生背負っていかなければならない十字架です。

子どもでもやって良いこととやっちゃいけないことの区別は付けるべきです。
人にしちゃいけないのは、自分がされて嫌なことです。
自分がされて嫌なことが分からない人はいないはずです。
それが分からないと、人格形成の練習の場である学校には通えても、
合格を目標に勉強する塾には通うことはできません。

先生だけでなく、他の関係者も、子ども同士の関係に介入はしていますが、
トラブルは先生たちの気付かないところで起こることも多くあります。
子ども同士の関係に問題が生じた場合、解決を子どもたちに任せず、
問題が大きくなる前に早めに塾に連絡しましょう。
塾は何らかの行動を起こしてくれるはずです。


大人と子どもの関係は、力のある立場にある者と力の無い立場の者との関係ですから、
一般的には命令服従の関係になりがちです。
だからこそ授業が成り立つという面も否定はできません。
ただ、私は先生も生徒も対等の関係でやり取りをしていく中で授業を作り上げていくのが理想だと思っています。
でも、対等だからこそ、
そこには生徒から先生を傷つける発言、行動、バカにする発言、行動が出やすくもなります。
先生も達観した人間ではなく、むしろ、人間的に問題がある人格ですから、
それを流すことができず、修行だと思って我慢することになります。
しかし、時には我慢できなくなることもあります。
先生と生徒は対等だけれども友達ではないという認識を子どもたちにも持ってほしいものです。

逆に、先生が子どもを傷つける発言、行動をすることもあります。
人間的に問題のある先生が多いからです。
そんなときは、ご家庭は先生に直接その旨伝えましょう。
直接言うのが難しいのなら、教室責任者に伝える方法もありますが、
教室責任者のコミュニケーション能力が不足している場合、
親の気持ちが先生に正確に伝わらない危険もありますから、
できるだけ先生に直接話された方が良いと思います。
子どもが塾に行きたくなくなるのが一番困ります。
仮に転塾したところで同じようなリスクはあるわけですから、
トラブルはその都度解決していくのが良いと思います。


気持ちよく、そして効果的に授業を進めるためにも、ほかの場合と同じように、
先生も生徒も、常に相手の立場に立った発言、行動をしたいものですね。



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Author:新鮮太郎
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